こんな短編映画を作った。売野雅勇の短編小説を映画化する。竹中直人が主演する。80年代を席巻した中森明菜のヒット曲である。イメージビデオではない。あれは何だったのか、を考察する。作者本人に聞く、というフィクション。あの歌を作った本人である売野が40年を越える歳月を経て、あの頃を描く。
まだ18歳だった少女(星乃夢奈)、が竹中直人演じるライターのインタビューを受けるというお話。歌い手である中森明菜ではなく作詞家である売野雅勇という少女に逢う。今から20年以上前の2000年と現在をつなぐ。老人になった竹中がこの思い出の場所(逗子の海岸にある別荘)にやって来るところから始まる。
メイキング9分を含む30分の短編。こんな不思議な映画が作られて、配信されている。今はそんな時代なのだ。