なんだか小難しいタイトルを付けているけど、パンフにもあるけど、これは「ギャグです」ということらしい。確かに冗談のようなお話だ。笑って見ればよい。でも、笑えないような現状も確かにここにはある。だから、そのへんをちょっと社会風刺も含めてシビアに描くこともできたはずだ。だが、しない。この芝居は携帯について物申すわけではない。ケータイを介して作ったコメディなのだ。
昔こういうのを渡辺謙がCMでやっていた。主人公の高校生と彼のスマホの話。もちろんスマホが芝居に登場してきて、主人公を助ける。彼が好きな女の子と彼女のケータイも登場して、2人の恋のお話が、2台のケータイと共に展開する。そこにポケベルとか、黒電話、公衆電話も登場し、現実世界の代表としては主人公の母親も彼の部屋にやってきて、おかげで彼の部屋はてんやわんやの大騒動。
まぁ、実にたわいもない話なのだが、スタッフワークもしっかりしているし、役者たちも上手いから、1時間強の作品は退屈しない。だが、あまりに毒にも薬にもならないたわいもない内容で、少し肩すかし。無邪気でいいけど、せめて、タイトルにもあるように携帯依存について、作者の考えとか、これを通して言いたいこととか、まぁ、要するにテーマとなるようなお話もサイドストーリーとしてで構わないから少しは挿入して欲しかった。
昔こういうのを渡辺謙がCMでやっていた。主人公の高校生と彼のスマホの話。もちろんスマホが芝居に登場してきて、主人公を助ける。彼が好きな女の子と彼女のケータイも登場して、2人の恋のお話が、2台のケータイと共に展開する。そこにポケベルとか、黒電話、公衆電話も登場し、現実世界の代表としては主人公の母親も彼の部屋にやってきて、おかげで彼の部屋はてんやわんやの大騒動。
まぁ、実にたわいもない話なのだが、スタッフワークもしっかりしているし、役者たちも上手いから、1時間強の作品は退屈しない。だが、あまりに毒にも薬にもならないたわいもない内容で、少し肩すかし。無邪気でいいけど、せめて、タイトルにもあるように携帯依存について、作者の考えとか、これを通して言いたいこととか、まぁ、要するにテーマとなるようなお話もサイドストーリーとしてで構わないから少しは挿入して欲しかった。