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映画・演劇のレビュー

椎名誠『たき火をかこんだがらがらどん』 など

2007-08-20 11:32:16 | その他
 久しぶりに椎名さんの本を読んだ。相変わらずで楽しかった。世界を飛び回り、原稿に追われて、バカしてる。正直言うともう椎名さんを読んでも、なんら新しい発見がないから、読む気にならなかったのだが、最近疲れてるのであまり何も考えなくていいものが読みたかったので、読んでよかった。

 懐かしい。考えてみれば、椎名さんの本は200冊くらい読んでいる。書くほうも書くほうだが、読むほうも大概である。

 『たき火をかこんだがらがらどん』は単行本未収録のエッセイをまとめたもの。『らくだの話、そのほか』はいつもの本の雑誌(だったと思う。)に連載している備忘録。僕が読まなくなっても、当然のことながら椎名さんの人生は続いているわけで、そこにはいくつになっも変わる事のない永遠の青年シーナさんがいる。相変わらずバカをしてる。

 奥田英朗の精神科医伊良部シリーズ第3弾『町長選挙』も読んだ。こういう楽な本ばかりこの夏は読んでいる。笑って読んでいたらすぐに終わる。後には何も残らない。伊良部のキャラクターには患者でなくとも癒される。

 青木淳悟『いい子は家で』の不気味さにはちょっと感心させられた。これについてはまた、時間があれば書く予定。

 

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