「道久製麺所」(三豊市)


 シルバーウィークは子供達がタイミング悪く風邪をひいてしまい近場の公園へのお出かけ程度でした。もとより遠出の予定はなかったのですが、岡山県内、香川へのミニ旅行もできなかったので、連休空けのこの週末にモヤモヤ解消、家族サービス穴埋めで瀬戸大橋横断です。さすがに空いています。

 結局、本日(昨日の土曜日)の訪問は4店。一人前の単価は、75円、120円、220円、420円でした。

 まず向かったのは道久製麺所です。コシの強い剛麺を提供する製麺所なんだそうです。麺売りなので、容器、箸などを持参しなければなりません。
 駐車場はありませんが店の前の道路に4~5台路駐するスペースがあります。京都、春日部、所沢など我が家の車も含めて県外ナンバーばかりです。

 どこが入り口なのかも分かりませんが、適当に開けるとおじさんとおばさんが麺を茹でていました。小を3つお願いすると、少し待ってなと言われ、茹で上げて水で締めるのを待ちます。
 持参のプラスチック椀に麺を入れてもらうと、外に出て食べます。車の中で食べている人もいますが、我々は店の脇と裏に少しスペースがあるのでそこでいただきます。市販の「ぶっかけうどんつゆ」をかけました。

 ゴワゴワした噛みごたえのある麺です。ただ、硬いだけでなくて味わいのある食感です。硬めはあまり好きではないのですがこの麺は納得です。店の方が言われているように配達後(家に持ち帰り)鍋に入れて食べるとちょうどよくふやける按配の麺でしょうか。
 このタイプだと想像していたので醤油ではなくぶっかけうどんつゆにして正解でした。気持ちよくツルツルと食べられました。それにしても天気の良い日に陽の下で食べるうどんは最高です。店が提供する屋外スペースはたまにありますが、こういう完全な外は初めてかも…あまり記憶にありません。娘も楽しそうです。

 値段も我々には過去最廉の1玉75円。もともと製麺所のうどんは激安ですが、100円、130円といった値段に比べても際立っています。地元にこんな製麺所があれば・・・三豊市民が羨ましいです。


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「元祖たこ判 小前」(三豊市)


 今回、西讃方面を巡ることになった理由は、この「元祖たこ判 小前」です。店のおばあちゃんが中学生から「こっちの大きいとこ(大判焼きの型)でたこ焼きして食べさせてくれ」と言われたのがきっかけとか。香川の昔なつかしB級グルメの店として複数の雑誌に紹介されていて是非一度行きたいと思っていました。

 焼き上がるのに30~40分かかり予約したほうがよいと書いてあったので、道久製麺所に着く少し前に電話して「玉たこ」を予約しておきました。
 店の脇に大きな駐車場があります。店の中に入ると5~6人が待っていました。少し強面のおばさんに注文を紙に書いてくださいと言われ、予約していることを告げると奥でモノを貰い受けます。そこは写真でよく見るトシ子ばあちゃんです。
 普通のたこ判が80円、卵入りの玉たこ判が100円と読んでいたのですが、玉たこ判は20円値上がりしていました。
 3つ注文していたのですが、1個ずつパックに詰められて、更に小さいダンボールに入れて渡されます。計360円の食べ物の受け取りでこの大きさは驚きです。店内に食べるスペースがあるのかどうか分かりませんでしたが、駐車場が空いていたので、ビールケースを反対にしてテーブル・イスにしました。

 たこ判はちょっとびっくりの大きさです。大判焼きのサイズだと思っていたのですがその一回りちょっと大きい感じです。妻もこれで120円はすごいと驚いていました。
 味は・・・普通の粉もんにソースの味付けです。基本はたこ焼きとのことですが、キャベツが多く入っていて、タコも小さいので広島風のお好み焼に近いでしょうか。美味しくないレベルではないのですが何か特別の味でもないです。ただ、この値段でこの大きさ。これぞB級グルメで楽しいです。お腹を空かした小中学生には最高でしょう。

 一度行ってみる価値ありですが、数多ある讃岐うどん店を一店減らしてまで行くかどうかは微妙です。うどん続きに飽きた方にはよいアクセントになると思います。


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「上戸」(観音寺市)


 続いては西讃の観音寺市の海沿いに位置する「上戸」です。こちらも太めの剛麺で有名なのは雑誌、テレビで知っていたのですが他のうどん店から離れているので後回しになっていました。

 香川では珍しい海沿いのドライブです。店の駐車場にはトラックが2~3台停まっていました。店に入り、大将に小を2つ注文します。温かいかけか、冷たいぶっかけの選択なのでぶっかけにしました。

 太めで美味しそうに光っています。口にすると…ピシッとしまった滑らかな表面、噛みごたえはしこしこで好みのタイプ。言われているような力強い麺というよりバランスのよいこれぞ讃岐うどん!といえる食感です(道久製麺所は正真正銘の剛麺でした)。太さやコシの強さを特徴にしたうどんかと思いましたが、とんでもない。極上のS級麺です。いやあ、これは美味い。くるくると捩れている2~3本もいいアクセントになります。どうしてこのうどんが讃岐のキラ星ではなくて、次に訪れるレベルの店として紹介されているのでしょうか。讃岐うどんはまだまだ奥が深いです。

 駐車場には関西を中心に県外ナンバーの車が多く駐車していますが、地元の常連風の客も多いのが特徴でしょうか。滅多に来れない我々は(岡山は恵まれているほうですが)どうしても麺を美味しく食べられる冷たい麺を選択しがちですが、常連風の方が温かいかけに天ぷらを載せて豪快に食べていました。この美味い麺を日常で食べられるのは羨ましいです。


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「寺岡商店 丸亀本店」(丸亀市)


 「上戸」まで3軒を巡ってから、娘には主目的の「国営讃岐まんのう公園」に遊びに行きました。広くて評判がよい公園です。巨大なトランポリンのようなふわふわドーム、子供プールとして遊べる泉広場、長大な滑り台のあるエックススライダーなど子供には堪らない遊具・遊場満載です。
 因みに、香川県には高松空港の脇というより滑走路脇の緑地帯を仕切った「さぬきこどもの国」という公園があるのですが、ここは目の前で飛行機の離発着が見られるというド迫力のオマケ付です。また、メインの遊具も屋内外に充実しています。また、民間有料ですが宇多津の「プレイパークゴールドタワー」も他県では見られない充実ぶりで行く価値ありです。香川県はうどんも凄いですが、子供向けの公園、プレイゾーンも国内屈指の高レベルです。

 という訳でまんのう公園に夕方まで滞在したので夕食をとって帰ろうということになりました。うどんでも良かったのですが、この時間になれば夕方開店の店です。「寺岡商店」は丸亀市に本店がある餃子屋で、東京池袋の「餃子スタジアム」に出店していることを知っていつか行ってみたいと思っていた店です。

 店には駐車場がないので近くの有料駐車場に車を停めます。店は入り口脇が焼き場になっている焼き鳥屋や鰻屋のようなつくりです。4人掛けのテーブルが10台ちょっと、隣接しているので乳児のいる我が家には厳しい居酒屋風の店内ですがまだ客が2~3組しかいなかったので大丈夫でした。

 メニューは、ニンニクの入っていないすだち餃子(7個380円)、ニンニク餃子(同420円)、お粥、ご飯がメインでその他お酒のつまみが4~5種類だけです。
 餃子は美味しいです。特にニンニク餃子がいいですね。スダチを絞って特製コショウをタレにするすだち餃子も悪くないですが看板メニューのわりにはそれほど個性はありません。
 ニンニク餃子は、中国・台湾系のモチモチの皮を特徴にしたものではなく、具がメインの日本風の餃子。近所の食堂で焼き飯と一緒に食べていたものに近いです。普通なんだけど美味しい。ただ、それ以上でもないかもしれません。近所の食堂のメニューにあれば必ず注文しますが、わざわざ出向くかというと微妙です。
 その他のメニューでは、つまみの牛アキレスは美味い、お粥は普通の味です。


 今回のツアーではバリエーションとして、たこ判、餃子を試しましたが、結局、香川はやはりうどんが美味いという結論になるんでしょうか。


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