赤澤かおり/内野亮/市橋織江「Hawaii Book」


 大好きで手許に置いているハワイガイド本である赤澤かおり/内野亮共著で市橋織江撮影の「Aloha Book」の続編にあたる「Hawaii Book」が今年の5月に発行されていました。前回と出版社が違うので実際の続編ではないのでしょうが、作り、構成はそっくりで第2弾と言っていいのだと思います。

 前回の全編オアフ島の紹介から今回はビッグアイランドことハワイ島案内が6割、残りがオアフ島の続きとなっています。
 作りはそっくりですが文字が小さくなって文章が増えています。それだけ情報量は増えていますが、ぱらぱらっと眺める写真中心の雑誌風から文章のおまけに写真があるような一般本に近い体裁になっています。

 この「Hawaii Book」でも快適なショップ、美味しそうな食べ物、素敵な眺めなどなどが紹介されていて楽しいです。私はハワイ島には行ったことはありませんが気持ち良さそうなスポットばかりで読んでいるだけで気分が和みます。

 ただ、著者もオアフ島ほどには滞在は少なそうで、思い入れたっぷりという程ではなさそうなのが伺えます。洗練された自然、街であるオアフと比較すると田舎風の姿がそのまま残されているハワイ島にはよい面も沢山あるのでしょうが、リゾートという観点からはオアフ島には敵わないのかもしれません。

 今回も準主役は、市橋織江さんの雰囲気のある写真です。淡い光を捉えた市橋風の映像が満載で魅了されます。特に食べ物は美味しそうに見える。旨いもの好きには堪りません。それに海と空の透き通るような青も格別です。

 作品としては「Aloha Book」の方がより幸せ感に溢れていますが、こちらもハワイ島に行く前には必読(必覧)です。


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JET「ゲット・ボーン」


 MTVでライブ映像を見てこれは好きな音楽だとピンと来ました。JETというバンド名で検索すると2003年にメジャーデビューしてこれまで3枚のアルバムを出しているオーストラリアの4人組バンドです。
 迷うことなく3枚とも、「ゲット・ボーン」、「シャイン・オン」、「シャカ・ロック」を購入しました。

 ハードロックですが馴染みやすいギターのリフをベースにしたノリノリの音楽です。ほぼ全曲がキャッチーでメロディアス、外れがありません。どこかで聞いたことがあるようなギターのソロに溢れています。AC/DCやエアロスミスの流れを汲むとかビートルズやストーンズの影響を受けたサウンドと書いてありますが確かにいろんなバンドのアレンジ(特にビートルズ)がそのまま再利用されていたりと単純なパクリというより、確信犯で引用しているような面白さがあります。
 賛否あるのかもしれませんがシンプルなロックは単純に楽しめます。私は大好きです。

 3枚ともいいですがシンプルな勢いが魅力のデビュー盤「ゲット・ボーン」をよく聴いています。


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2009讃岐うどん回想


 今年は高速道路1000円もあり讃岐うどんを食べに何度も香川県に行くことができました。気軽に讃岐うどん屋巡りを出来るというおいしい休日続きで幸せな1年だったと言えます。「さぬきうどん全店制覇攻略本2009年度版」にはお世話になりました。
 この1年間を振り返って特に印象に残った店を整理しました。それぞれの店は味で評価しているつもりですが、混雑度や行き易さやサブメニューの充実度など個人的な好き嫌いも影響しているので、当たり前ですがあくまで私にとっての特に好きな店リストです。

☆再訪やっぱり旨かった店

・彦江製麺所
・山田家本店
・山越
・竹清
・山下(善通寺)

 もう長い長い行列はウンザリですし、新興店の高レベルを知ると長時間行列はそもそも無駄です。ただ、山越は回転が早いので休日でも日を選べば許容範囲、竹清の雰囲気、天ぷらの旨さは残してほしいのでまだ諦め店ではないです。再訪したい店の中では谷川米穀店が未訪です。岡山にいる間に一度はと思っています。

☆最高に旨かった店(2009トップ5)

・須崎食料品店
・うどん一福
・上戸
・もり家
・おはらうどん

 今年の驚きは「全店制覇」にも載っていない店が結構あることを知ったことでした。その中でも「須崎食料品店」の店構え、これぞ製麺所の片手間というシステム、小麦粉の香りをふわっと感じる食感など美味しく面白かったです。惜しむべくは狭く家族でゆっくり食べられる雰囲気ではないので再訪しにくいところでしょうか(今回も車に家族を残して私一人で入店、食べました)。それといわゆるS級店以外でも極上のうどんが食べられることを知って選択肢が広がりました。待つのは嫌なので旨いうどんを並ばずにサクサク食べたいです。

☆次に旨かった店(2009トップ10)

・白川
・よしや
・安並
・SIRAKAWA
・わら家

 トップ5の店との差はほとんどありませんが、一応区分けした程度です。ここに載せていない店も含めて、ブログにアップした店に外れはないです。周っても周っても美味いうどん店ばかりなのでキリがないです。知人に聞かれると話すのですが、香川県ではうどん店のレベルが高いので美味くないとやっていけない、おそらくどの店も相応の水準にあるし、駐車場に2~3台以上停まっていたら間違いない、満車に近ければ知らない店でも絶対に食べるべきです。来年もまた瀬戸大橋を渡りそうです。

☆忘れられないサイドメニューなど

・麺通堂の卵 釜玉の黄身が濃くて旨みがあっていい卵でした。別物の釜玉になります。
・もり家の天ぷら 天ぷらは作り置きよりも揚げたての方が美味しいという当たり前のことを認識しました。私も妻も娘もチクワ天が大好きなので注文があってから揚げてくれる店のポイントは高いです。作り置きでも十分に美味しいのですが揚げたてのサクサク感は堪りません。
・もり家の接客 待たされましたがこの店の心配りの行き届いた接客を受けると待ったことなんて忘れてしまいます。一般店だから出来ることですが大混雑でテンテコ舞いの中でも客本位の姿勢は素晴らしいです。麺通団やガイド本に名店と評価・宣伝されていないのにあれだけ人が並ぶのはリピーターが多いからだと思います。
・斉賀製麺所の肉 肉ぶっかけは結構食べました。肉質では塩がま屋が本格的だったかなあと思いますが、斉賀がうまいと思った初めての香川県の肉うどんだったので印象に残っています。
・白川のダシ 白川で胃に優しく染み渡るダシの旨さを知った気がします。それまでは生じょうゆかぶっかけばかりでしたが、その後は所謂ひやひやが多くなりました。
・一福の店内レイアウト 家族4人でこれまではベビーカーも一緒だったので広い店がいいです。それに厨房が見渡せる作りは開放的で何をしているのか分かるので面白いです。基本的に讃岐うどん屋はどこもオープンなのですが、その中でも総合的には一福の店内構成に好感を持ったのを覚えています。感覚的な好みですが味も良かったので高感度は増幅します。


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