「日吉大勝軒」(日吉)

          

 久しぶりの夜ラーメン、久しぶりの日吉大勝軒です。今日は、野菜盛ワンタン麺の麺半分(900円)にしました。

 いつもながらに野菜が美しい、そして絶品のスープが美味しいです。表面を蓋する脂は今日は控えめでマイルドな味でした。柔らかめの麺、シャキシャキの野菜、ワンタンとの絡みも最高です。

 福岡帰省後で最近はとんこつラーメンモードでしたが、ちょっと飲んだあとは醤油正統派の大勝軒を食べたくなります。気持ちのいい大将と美しい奥様と接客も良くていつも気分よく食事できます。若者向けの家系が圧倒している日吉ですが、こういう店にも頑張って欲しいです。


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スティーグ・ラーソン「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女」

               

 映画「ドラゴン・タトゥーの女」に感激して改めて読んでみた原作です。世界的なベストセラー3部作の第1作です。

 評判どおりの面白さなのですが、読書中に感じたのは映画の出来が良かったんだなあということです。一般的に映画は原作の表面的なストーリーの再現で精一杯、小説が持つ深みは期待できないという印象がありますが、この作品では小説の魅力のかなりの範囲を映画で再現できています。何といってもリスベット・サランデルを演じたルーニー・マーラの演技と映像美です。パソコン画像を活用したデータ処理やハッキングのスピーディな編集とバイクの疾走感がこの大作を飽きさせることなくグイグイと魅せました。

 むしろリスベットという稀有の登場人物について、小説ではもっともっと深く表現することも出来たんじゃないかという物足りなさを感じたのも正直なところです。順番が逆になったので仕方ないのですが、強烈な印象が残った映画よりも先に原作を読んでいたらリスベットショックも随分違っていたのではないかと思います。レクター博士以来の強烈さです。
 第2部、第3部でもリスベットは登場するのでしょうか。きっと登場するのでしょうし、是非是非リスベットのその後が読みたいです。


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