慶應義塾大学コレギウム・ムジクム演奏会「モーツァルトとプラハ」

          


 慶應コレギウム・ムジクム・オーケストラと合唱団の協生館・藤原記念ホールでの無料の定期演奏会(?)です。

 今回は、オペラ「ドンジョバンニ」からの数曲と後半「プラハ」交響曲です。最も好きなオペラと最も好きなシンフォニーをコンパクトに聴かせてくれるとなれば期待は膨らみます。

 ホールは、1階は8~9割埋まり、2階に10人ちょっとくらいの入りです。


 18:30~19:05

 モーツァルト 歌劇「ドン・ジョバンニ」より

 序曲
 アリア カタログの歌
 二重唱「お手をどうぞ」
 ドンナ・アンナのアリア
 合唱「乙女よ恋をするなら若いうち」

 モーツァルト 歌劇「フィガロの結婚」より

 第3幕フィナーレ内の合唱

 <休憩>

 19:20~20:00

 モーツァルト 交響曲第38番「プラハ」

 ドン・ジョバンニの序曲、「お手をどうぞ」、「乙女よ恋をするなら」は、モーツァルト好きなら、どんな演奏であろうと楽しめるし、質の高いオケ、ソリストのものとなればまさに至福の時間になります。

 ドン・ジョバンニには数多の名演がありますが、ドキュメント映像の影響も強くて、どうしても1987年、1988年のザルツブルク音楽祭でのカラヤンの上演、録音を思い出してしまいます。

 今日も序曲の始めの音が鳴った時、頭の中にカラヤンの映像がフラッシュバックされました。当然、ウィーンフィルの強靭な音とは違うのですが、慶應コレギウム・ムジクム・オーケストラも柔らかくてきびきびした響きです。

 学生オケなのでメンバーは入れ替わっている筈ですが、バイオリンの合奏、音の魅力は聴くごとに向上しているように感じます。今回は特によかったです。

 バリトンの西村圭市は安定感のある美しい声で安心して聴けました。素晴らしかったです。毒気のある低音が加わればもっと上の水準です。ソプラノの松下聡子も良かったと思います。もう少し声量、チャーミングさを求められたかもしれませんがここでは十分です。

 弦の他ではオーボエ、フルート、ティンパもよかったです。ただ、毎回ですが、金管はアマチュアオケでは難しいようです。音が割れたり、不安定なところもありました。初めて見たバロック・トランペットの奏者2人は大変そうでした。

 全般的には本当に素晴らしかった。演奏の質は後半が良かったのかもしれませんが、個人的な好みで前半の方が楽しめました。
 プラハの第1楽章終了後の拍手は熱演への拍手として、第2楽章終了後の拍手はアレ?と感じましたが、決まりはないと思います。

 いつもながら若い演奏者の力をうまくまとめた指揮の石井明氏の統率が素晴らしかったです。



          




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「ウェンディーズ」(六本木)

          


 数年前に日本に再上陸したハンバーガーチェーンのウェンディーズです。


 店舗を絞って本格派風の演出をしていますが、モスバーガーに慣れた日本人には、このバーガー、ポテト類は高品質には感じられません。


 ただ、チリがうまい。トマトと豆とひき肉などが入ったごった煮。辛いソースも混ぜて楽しみます。本場がメキシコなのか、アメリカ南部なのか分かりませんが、ディープな味付けなのに口に合います。
 日本人なので、どうしてもセットで頼んでしまいますが、外人率高い店内では、好きなものを単品で注文したりしています。


 次回は、チリのLサイズだけでよさそうです。



          




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