「せいもん払い」(祇園)

          


 博多出張、宿泊は「ドーミーイン博多祇園」とくると、「せいもん払い」で食べてから、「ナンバーワン」で締めたい。


 漁師料理の店とあります。旬の魚を中心に肉料理、郷土料理などなど豊富なメニューの中から食べたいものを注文してくださいという勢いのある店です。奥の小上がり、個室なども含めると150席近くあるようですが、カウンターの雰囲気がいい感じです。


 予約は18時30分までなのでそれ以降は、受付の紙に名前を書いて待つシステムです。今回は、夜の20時すぎに到着、ちょうど入れ替わり時間帯ですぐにカウンターに通されました。


          


 この店で本当に困るのは注文です。印刷された分厚い定番メニューの他に、今日のお奨め風の赤い紙が3枚で裏表で6面。黒板もあります。いろんなメニューがあって、どれを頼むべきか分かりません。初めは、やっぱり今日のお奨め風を中心に眺めるのですが、じっくり見ると、定番メニューの中にも魅力的なこの店のお薦めメニューが目白押しです。


 しかも、値段設定も600円~800円のリーズナズルなものから、3000~4000円のお高いもの(でも美味そうなメニュー)、そして、随所に「量売り」の表示もあります。どれも美味そう、その中からどれを選んで組み合わせればいいのかさっぱり分からない。正直、イライラするくらいです。
 また、店員さんに例えば「しめ鯖アブリ刺しと胡麻サバ、どちらがお勧めですか」と聞いても、「それはお客様がどちらを食べたいかです。しめ鯖は・・・料理で、胡麻サバは・・・・料理です」という、至極真っ当なでも判断の助けにならない回答です。
 更には、カウンター席なら、目の前に置かれている食材をどうしてくれという注文もあります。


・〆サバのアブリ刺し
・自家製ちぎり揚げ
・地鶏の炭火焼
・穴子天
・らっきょう
・イカの薄作り(量売り)
・ノドグロの塩焼(量売り)


 なんとか注文した料理、どれも絶品、美味い。知人と2人で「外れがないね」と唸りながらいただきました。その中から敢えて次回も絶対を選ぶなら自家製ちぎり揚げ(いわゆるさつま揚げ)です。大分のとり天風にポン酢風タレかマヨネーズに浸けて食べるスタイルなのですがタマリません。


 やはり値段高く感じる店ではあるのですが、リーズナブルなメニューも数多くあるのでうまく利用することも可能です。実際、普通の若いカップル客も多いです(東京でこういう店があれば、若いカップルは絶対にいません)。ただ、一番多い客層は社用族だと思います。安く済ませることもできますし、おそろしく高くすることもできます。


 当然、お酒も揃っていて、香りのいい日本酒をワイングラスで出すスタイルがいいです。また、知人は鹿児島の希少焼酎である村尾、魔王がグラス700円で売られているのに感激していました。


 値段は、一部うろ覚え、量売りなどは想像ですが、〆サバ1400、ちぎり揚げ800、地鶏800、穴子天900、らっきょう600、イカ刺し2500、ノドグロ4000、お通し500×2、生ビール600×2、鍋島900、村尾700×2、魔王700で16200円、消費税で17500円。実際は17800円だったので、こんな値段設定でしょうか。


          


 締めの食事にも惹かれるのですが、いつも少しだけお腹を残して移動。ナンバーワンでラーメンです。スープうまか。せっかくなのでやはり食べておきたいです。




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