「五行」(西麻布)


 
 
 
 

 以前は銀座のベルビアにもあり大好きで何度も食べた五行ですが、一風堂グループの店舗の整理の際に残念ながら閉店してしまいました。
 2~3年前に名古屋の店で食べて以来、西麻布店は初めてです。六本木ヒルズから結構近いことが分かり映画のあとで行ってみました。


 夜は西麻布のディープなプレイスポットなのかもしれませんが、休日の昼間は閑散としています。店がオープンしている雰囲気ではなかったのですが提灯が出ていてほっとしました。店内は結構な賑わい、英語の会話も聞こえました。


 銀座の頃は、焦がし醤油と焦がし味噌を順繰りにいただいて、どちらがより好みだったか忘れていたのですが、メニューの冒頭が醤油の方だったので、焦がし醤油を注文しました。水、じゃなくて残波のロックを舐めながら待ちます。


 スープが香ばしくて最高。濃厚な味わい、激うまです。キャベツのシャキシャキもいいアクセント。好きなのは分かっていましたが、やっぱり大好きでした。卓上のツボに七味が入っていて途中で投入のつもりが、それを忘れて一気に食べてしまいました。


 六本木ヒルズでの映画の後は、デリー、天鳳、香妃園などが有力候補でしたが五行が加わりました。









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「キャロル」(TOHOシネマズ六本木ヒルズ)


 
 
 
 
 

 おそらくいい映画に違いない、しかも好みのド真ん中ではと期待大で楽しみにしていた「キャロル」です。


 しかし、なかなか乗れずに悶々としてしまいました。一つは1950年代(?)の時代感を出そうとしているのか、映像が暗め、ボケ気味で気分が塞いでしまったこと、もう一つは、展開は理解できるのですが、恋に落ちて、そこまで魅かれあう理由が分かりにくく唐突感がある(子供ですね、理屈じゃないんですよと言われるとそうなのですが)。おそらく原作では丁寧に表現されている二人の関係、心の移ろいを映像、演技で再現するのは難しいことが感じられました。


 正直、前半はこれはハズレだと諦めモードだったのですが、後半締まって盛り返したこと、そして、なんといってもルーニー・マーラの魅力で映像から目が離せないことで(ドラゴンタトゥーとは真逆の雰囲気、役作り)、最終的にはやっぱり観てよかったと満足できました。映画に点数をつけることは普段はないのですが、78~82点くらい。映像化困難と敬遠されてきた原作ではないでしょうか。


 映画を観ている時も関心は原作に移っていて、さっそくパトリシア・ハイスミスの作品をダウンロードしてしまいました。ここにきて読みたい本が多すぎてちょっと困っています。









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