埠頭の朝は早い。この時間になると、港湾関係の大型車両や船舶が周辺にエンジン音を轟
かせ始める。港の一日の始まりです。
港の沖合には噴火湾の大海原が広がる。周辺の海域は、道内で屈指のホタテ貝の養殖場
です。朝の漁を終え、ホタテ貝を満載した漁船が全速力で漁港に戻る。
港を後に、標高100mほどの丘の上に広がる牧草地に立ち寄る。近ごろの陽気で牧草地は、
深緑色の世界に変貌しました。
周辺を歩いていると、数種類の野鳥のさえずりが聞こえてきます。姿をとらえる事は容易では
ありませんが、ようやくカメラに撮り込んだアオジです。
牧草地の脇の雑木林の中で、タチツボスミレが花を咲かせています。ごく普通に、野山で見
かけるスミレです。一方、よく目を凝らしてみると、それなりに存在感を漂わせています。