爽やかな晴天日が続いています。陽気に誘われ、絵鞆半島を東から西に縦走。出発地点の
海抜102mの高さにあるマスイチ浜の展望台からの眺望です。展望台に立つと、奇岩と海・空
とが織りなす大展望が目の前に広がります。マスイチは 室蘭八景にも選ばれている市内屈指
の景勝地です。 道内にはアイヌ文化に由来する景勝地が多く存在する。地名板に書かれているピリカノカは、
アイヌ語で 「美しい・形」を意味します。平成24年には国の文化審議会により、マスイチ浜一帯
は、史跡名勝天然記念物に認定されました。
絵鞆半島は、室蘭港を抱きかかえるように噴火湾に突き出る。内側には港を取り囲むように、
市街地広がっています。一方、半島の外側には 海からほぼ垂直に切り立つ100mほどの断崖
が連なる。今、断崖では ヤマツツジが花の時期を迎えています。
※ 断崖の上部、薄っすらと赤オレンジ色に映り込んでいるのがヤマツツジです。下の画像は望遠で撮影
しています。
海面から突き出るのはローソク岩。右側の断崖は、海面から切り立つように立ち上がる。頂
きまでの高さは150mほど。この断崖の稜線でも、ヤマツツジが花を咲かせています。
室蘭八景の一つの銀屏風です。自然環境の厳しい凝灰岩の上に自生するヤマツツジです。
さらに、断崖では センダイハギも鮮やかな黄色の花を咲かせ始めています。
※ 銀屏風の地名の由来は定かではありませんが、凝灰岩の岩肌は陽が射すと白灰色に見える事から
と推測します。
絵鞆半島の尾根状の場所を測量山観光道路が東西を貫くように走る。道路は、新緑の木々
の枝葉が落とす木漏れ日の中を・・・・・。道路脇では、コンロンソウが純白な花を咲かせ始めて
います。