水芭蕉が沢沿いの湿地で花を咲かせています。白く見えるのは、葉が変形した仏炎苞。本来の花は、
中心部のトウモロコシのような形をした部分です、小さな花が多数は集まっています。 水芭蕉の花のイメ
ージを少々損なうようですが、花は白色ではなく淡い黄緑色です。
湧水を集めて流れる小さな清流です。
ユリワサビ(百合山葵)が清流が流れる水際で花を咲かせています。白い十字の花と葉とのコントラスト
が、とても清々しく目に映る。ユリワサビは、ワサビに近いアブラナ科の多年草です
再々、画像を投稿しているエゾノリュキンカです。この時期、野山を散策していますと、ついついカメラに
撮り込んでしまいます。
この自生地は、南側に面した林床。そのため、他の自生地の山野草より一足早く、数日前から開花を
始めています。他の自生地での開花は、あと2~3日後ですが、早くもエゾエンゴサク(蝦夷延胡索)も花
を咲かせています。
キクザキイチゲ(菊咲一華)は、アズマイチゲ(東一華)の花とよく似ている。下の画像は、アズマイチゲ
の花です。花の中央が暗紫色。さらに、葉の形がキクザキイチゲと大きく異なります。
今年初めて目にしたカタクリの花です。
水芭蕉の白い苞に、円柱状の花序の跡がエンボス加工のようについているのを見つけると
花の成長を苞がしっかり包み込んで、守ってきたのだろうと
ここに至るまでのことを想像してしまいます
の景観を組み込みました『夏の思い出』の歌詞が頭に
浮かぶかと思います。
当方も、北海道で生活する前は、夏の高地の湿原に
咲く野花のイメージがありました。
おそらく、気温が10℃前後の陽気になりますと花が
咲くように思います。
寒冷地に自生する植物ですので、永い時間をかけて
花を守るように苞が進化してきたのでしょう。
当地でも、ようやく気温が上昇を始め、本格的な山野
草の季節が訪れて来ました。