今日は、高気圧に覆われ清々しい空が広がりました。近頃の陽気は、晩夏から初秋の天候が
スイチバックのように入れ替わっています。
野菊の季節です。ユウゼンギク(友禅菊)は、毎年秋の野を彩る代表的な野花です。優雅な草
名は友禅染めの美しさになぞらへて。元々は、北アメリカが原産地のキク科の植物。明治時代に
観賞用に導入され、今は野に咲く帰化植物です。
エゾノコンギク(蝦夷野紺菊)は、先月の初旬頃から花を咲かせ始めましたが、場所によって
は今も素朴な花を咲かせ続けています。
花びらは15枚ほどと少なく、花名に紺菊と付きますが花色は淡い紫色です。エゾノコンギク
は本州方面に自生する野紺菊の北方型、我国固有種のキク科の野花です。
ネバリギクが秋の日射しを受け、花を咲かせています。当地では8月の初旬頃から蝦夷野紺菊
・友禅菊・ネバリギクの順で野菊の三兄弟が花を咲かせます。
ネバリギクの花に止まり蜜を吸う、クジャクチョウ(孔雀蝶)です。
ノバラ(野薔薇)の実が赤く色付き始める。ノバラの実と初秋の空との対比が、一際鮮やかに
目に映り込んできます。
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