グリーンフォレスト (歳時日記)

春夏秋冬 近隣の自然が織りなす風景と
庭で育てる草花の今を発信しています。
 

海霧の季節です

2014年07月11日 | 室蘭港・海霧


 台風8号の影響で 空を覆っていた雲も去り、午後から夏の清々しい空が広がりました。噴火湾の洋上
を渡って来る南からの暖かく湿り気を帯びた大気が、海霧となって港内に流れ込ん来ました。カメラアング
ルは、室蘭市祝津展望公園からの眺望です。



 画面の中央の島影は、港の入口に浮かぶ標高35mの大黒島です。海霧の高さは海面から20mほど。
左側の噴火湾から、南西の緩やかな風に運ばれ室蘭港に押し寄せて来ます。





 祝津展望公園の登坂路の道脇の藪の中で、ハマフウロ(浜風露)とエゾノキリンソウ。(蝦夷麒麟草)が
花を咲かせています。
 ハマフウロとエゾフウロは良く似ています。せめての区別は、花びらの付け根が重なっているかいないか
です。
ハマフウロは、海岸近くの草薮に自生する可憐なフウロソウです。
 一方、エゾノキリンソウの自生地は道内は元より本州から四国。草名に蝦夷と付くのは道内に多く自生し
ているからのようです。小さな黄色の星形の花と葉の縁のギザギザ(鋸歯)が特徴的な野花です。









 対岸の高台から、港内に蓋をしたかのように漂う海霧の光景です。海霧は当地の夏の風物詩です。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イタンキ浜に咲くマツヨイグサ

2014年07月08日 | 室蘭イタンキ浜



 浜より一段高い砂地で、マツヨイグサ(待宵草)が満開の季節を迎えています。淡い黄色の花を潮風に
なびかせながら咲かせています。
 マツヨイグサは、アメリカ大陸から渡来した帰化植物ですが、何故か
我が国が原産地の雰囲気を感じる
植物です。




〔今日のイタンキ浜の光景です〕



 浜の後方には、高さ80m程の白い凝灰岩と灰色の安山岩塊の断崖絶壁が屏風を立てたようにそそり
立っています。









 海霧も消え気温は25℃、潮の香が漂う。いつものアングルですが浜の西側と東側の光景です。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

牧草の1番刈りのシーズンです

2014年07月06日 | 室蘭の景色



 好天の元、室蘭岳の裾野に点在する広大な牧草地で、今年初めての牧草の刈取り作業が一斉に行わ
れています。この場所は、「牧草地の中の一本桜」で全国的に有名になった牧草地です。




 牧草地では、1本の樹木が佇む光景をよく見かけます。この牧草地でも一本のエゾヤマザクラが佇む。
毎年、桜の季節には素晴らしい景観を見せてくれます。
 一方、牧草刈り時には障害物、樹木を傷めないため機械刈りはこの程度、あとは人力で牧草の刈り取り
作業が行われます。




 大型の刈り取り機械が唸りを上げて、牧草地内を縦横無尽に動き廻り牧草を刈り取ります。





 牧草地の道端の草むらで、セイヨウミヤコグサ(西洋都草)が鮮やかな蝶形の花を咲かせています。
名前の通り元々はヨーロッパが原産地、今では全国的に分布する帰化植物です。 





 刈取り作業の2番手は大型機械テッター。トラックターに牽引された攪拌機が土ぼこりを舞い上げながら、
刈り取られた牧草を、散らすように撹拌・広げながら天日干しを行います。




 乾燥した牧草は大型機械で牧草ロールに成型される。直径は約1.5m、重量250㎏ほどの牧草ロー
ルは、専用の運搬機でトラックに搭載され、別の場所に運ばれビニールでラッピングされます。牧草刈りは、
夏から秋にかけての風物詩です。


コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

牧草地に咲くカモミール

2014年07月03日 | 室蘭・四季の野花&花木



 牧草地の中で、カモミールが清々しい純白な花を咲かせています。周囲には、多くの牧草地があります
が、何故かカモミールが群生しているのは、この牧草地だけです。






※ 現在、下記の確かな花名を調べ中です(カモミール→イヌカミツレ)


 



 牧草地の道端で青紫色の花を咲かせるクサフジ(草藤)。さらに、道沿いの藪の中では オニシモツケ
(鬼下野)やサルナシ(コクワ)が、一斉に花を咲かせ始めています。



コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夕焼け空

2014年07月02日 | 室蘭の夕日&夜景



 室蘭市祝津展望公園から眺める夕日に輝く噴火湾の海原です。夕日が落とす光が飛び石のように続き、
波間を飛び跳ねるように光が瞬いています。





 夕日が室蘭港の入口に浮かぶ大黒島を霞めるように沈む。今日、当地の日の入り時間は19時17分。
  夏至から10日ほどが過ぎ、ゆっくりですが日没時間が日一日と早まり始めています。カメラアングルは、
  絵鞆臨海公園から眺める西空の光景です。


 



 久しぶりに、夕日らしい夕日が出現しました。さらに今の季節にしては稀、西空に浮かぶ雲が真綿を広
げたかのように たなびく。






 
 帰路、立ち寄った標高80メートルほどの高台から室蘭港の夜景です。今日の夕日の撮影地、絵鞆臨海
公園は対岸の橋のたもと付近。右手、西の方角に噴火湾の大海原が広がっています。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする