グリーンフォレスト (歳時日記)

春夏秋冬 近隣の自然が織りなす風景と
庭で育てる草花の今を発信しています。
 

季節は初秋へと・・・

2017年09月16日 | 室蘭の景色



今日は、高気圧に覆われ清々しい空が広がりました。近頃の陽気は、晩夏から初秋の天候が
スイチバックのように入れ替わっています。









野菊の季節です。ユウゼンギク(友禅菊)は、毎年秋の野を彩る代表的な野花です。優雅な草
名は友禅染めの美しさになぞらへて。元々は、北アメリカが原産地のキク科の植物。明治時代に
観賞用に導入され、今は野に咲く
帰化植物です。




エゾノコンギク(蝦夷野紺菊)は、先月の初旬頃から花を咲かせ始めましたが、場所によって
は今も素朴な
花を咲かせ続けています。
 花びらは15枚ほどと少なく、花名に紺菊と付きますが花色は淡い紫色です。エゾノコンギク
は本州方面に
自生する野紺菊の北方型、我国固有種のキク科の野花です。



 ネバリギクが秋の日射しを受け、花を咲かせています。当地では8月の初旬頃から蝦夷野紺菊
友禅菊・ネバリギクの順で野菊の三兄弟が花を咲かせます。




ネバリギクの花に止まり蜜を吸う、クジャクチョウ(孔雀蝶)です。





 ノバラ(野薔薇)の実が赤く色付き始める。ノバラの実と初秋の空との対比が、一際鮮やか
目に映り込んできます。

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初秋の追直漁港

2017年09月14日 | 室蘭の景色



 室蘭追直漁港は 中心市街地に隣接しています。一方、漁港の前面には 太平洋の大海原が広が
る。沖合の海域は好漁場。追直漁港は、市内は元より近隣市町村への水産物の供給基地です



漁港の一角、磯船の陸揚場からの眺望です。
沿岸には岩礁地帯が広がり、ウニ・コンブなどが豊富。さらに、ホタテ貝などの養殖が盛に行わ
れています。






 スルメイカのシーズンの到来です。追直漁港に初秋の爽やかな潮風が流れる。この季節になる
と漁港には、道外や函館方面からのイカ釣り漁船が接岸する。陸揚げされたイカは、直ちに市内
は元より各地に運ばれて行きます。


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夕日と夜景

2017年09月11日 | 室蘭の夕日&夜景



室蘭市祝津展望公園からの夕日の光景です。祝津展望公園は標高70メートルの小高い丘の上。
夕日と白鳥大橋を一望できる市内
屈指のビューポイントです。
   
今日は夕方になってからも大気が澄み渡る。噴火湾を隔て、37kmほど離れる対岸の渡島半島
の山
並みがシルエットで浮かび上がりました。久しぶりに眺める穏やかな夕日の光景です。





日の入りから40分ほどが経過。眼下に絵鞆半島の先端部を望む。残照の空を背景に町のあか
りが灯る。さらに港の外には、噴火湾で操業するイカ釣り船の漁火や沖を航行する船舶が、影絵
のような幻想的な光景を見せる。 







室蘭港は馬蹄形、両岸を結ぶ白鳥大橋は関東以北最大の吊り橋です。日没の時間にあわせて、
ロープに取り付けられているイルミネーションライトと、主塔を照らすスポットライトが一斉
に点灯します。近年
、照明設備の更新と消費電力の削減を図るためにLED化が行われました。
因みに、白鳥大橋のライトアップに使用される電力は、画像の左端の風力発電から 供給される
自然エネルギーです。 

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9月の庭に咲く・・・

2017年09月09日 | 庭植え(多年草&一年草&樹木)

 ブラキカム・アングスティフォリアです。流通名はヒメコスモス(姫秋桜)。毎年、初夏に花
を咲かせた後に、
を整える意味もあり軽く刈り込みます。このところの朝晩の涼しさで、
再び
可憐な花を咲かせ始めました。



マーガレット、夏の暑い時季には極端に花数を減らしていました。季節が秋に進むにつれて、
一斉に、
花を咲かせています。 






庭の一角で、秋明菊が花を咲かせています。当地では、この花が咲くと秋の季節がまじかな事
を知らせてくれます。
花名に「キク」と付きますが、英名ではJapanese anemore。さらに、科目の分類では菊とは全く
異なるキンポウゲ科のアネモネの仲間です。なぜ、・・菊と命名されたのかと不思議に思う植物
です。






朝顔は真夏のイメージがありますが、当地では今が花の季節です。今年も見事に花を咲かせて
います。












マルバアサガオ(丸葉朝顔)。特に、この青紫色のアサガオは和の趣を感じます。
以外にも、マルバアサガオの原産地は熱帯アメリカ。観賞用として、江戸時代に渡来した歴史の
長い帰化植物です。

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どことなく、早秋の気配が・・・

2017年09月08日 | 室蘭・四季の野花&花木



好天が続いています。野山に咲く花々からも、夏の閉幕と初秋の開幕の雰囲気が漂い始めて来
した。家から近い野山をぶらっと散策、目に止まった野花や木の実などです。









道沿いの草むらで、ツリフネソウ(釣船草)がユニークな形をした花を咲かせています。やや
湿り気があるところを好む植物です。細い茎を伸ばした先端に 花を付けた様子が、帆掛船を吊り
下げたように見える事が草名の由来。
 






初夏の頃に清楚な花を咲かせていた朴の木が、一見、フルーツを彷彿させる独創的な種を実ら
せました。






今年は山葡萄の生り年、どの蔓も実をたわわに付けています。つい先日まで、薄緑色の実は
ブドウ色に・・・。
 下の画像はコクワ。間もなくして実が熟すと梨のように色付きます。摘み取る時期は、季節
が進み霜が降りる頃が最適です。

 




 






ネバリギクが花を咲かせ始めました。花びらの枚数は多く、花色のバリエーションも豊富な
野菊です。当地では、ネバリギクの花が咲き始めますと秋はすぐそこまで・・・。

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月明りに輝く

2017年09月06日 | coffee break;(etc )



月齢15、夜空に満月が浮かび上がりました。室蘭港に架かる白鳥大橋が、月に照らされ漆黒
の水面に光の影を映し出す。
 このように、満月の日に併せて港内の海面が鏡のように静まり返ることは稀です。今回は幸い
にも ほぼ全ての条件が揃いました。

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朝の点描

2017年09月04日 | 室蘭の景色



今日も朝から雲一つない晴天。すっかり天候が安定してきました。撮影の時間帯は6時直前。
早くも、沖合の漁場で朝の仕事を終えた漁船が漁港に戻る。カメラアングルは 室蘭市崎守漁港
の周辺の朝景色です。







崎守漁港から臨海道路を僅かに走ると、チマイベツ川が 噴火湾に流れ込む河口域に行き着く。
チマイベツ川の河口周辺は、釣り禁止区域の規制が有りません。
 秋の風物詩、秋鮭釣りのシーズが到来しました。まだ、釣り人はポツポツですが、鮭の遡上は
これからが本番、ダイナミックな秋鮭釣りは11月初旬ごろまで続きます。

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散歩道沿いで・・・・

2017年09月03日 | 室蘭・四季の野花&花木



住宅地の外周を巡る道路は、交通量も少なく絶好の散歩道です。久しぶりに、沿道に咲く野花
を散策しながら往復5kmほどの路を歩く。今朝の気温は20℃を下回りましたが、散歩が終わ
る頃には、からだが ほどよく汗ばむほどでした。






早くも、秋色に染まったツリバナ(吊り花)です。和名の由来は、花も果実も長い柄にぶら下
げる事からです。これから、季節が進みますと鮮やかな紅葉を見せます。






ゴマナ(胡麻菜)の花です。夏の終わりから秋の初めにかけて、野山で頻繁に目に止まるキク
科の野花です。






キンミズシキ(金水引)が、小さな黄色の花を穂状に集め咲かせています。












エゾノコンギク(蝦夷野紺菊)の花にとまるベニシジミです。






 クサキ(臭木)花の盛りは過ぎましたが、間もなくしますと美しい瑠璃色の実を実らせます。
樹名のイメージとは異なり、花の香りは心地よい芳香を放しています。

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朝景色

2017年09月01日 | 室蘭・四季の野花&花木



今日からカレンダーは9月。先月の天候不順を払拭するかのような、清々しい陽気の朝を迎え
ました。この場所は、室蘭岳の裾野に広がる広大な牧草地帯。風はピタッと吹き止まる静寂さの
なか。時折、野鳥のさえずりだけが牧草地に響き渡ります。






 オオマツヨイグサ(大待宵草)が、朝日に照らされながら花を咲かせています。
オオマツヨイグサは、明治時代に北米から渡来した帰化植物。柔らかな花の風合いが、どこか和
の雰囲気をかもしだす。「ツキミソウ」や「宵待草」などと、本来の花名と取り違えたイメージ
で呼ばれる野花です。






 エゾノコンギク(蝦夷野紺菊)。素朴で可憐な花を咲かせています。花は淡紫色や淡青紫色。
元々は 本州以南に自生する野紺菊の北海道版。エゾノコンギクは我国固有種の野菊です。
 間もなくしますと、帰化植物の
ユウゼンギクやネバリギクなどのキク科の野花が花を咲かせ
始めます。

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