娘を駅まで送り、一人になると心がふっと静かになった。
やさしい春の夜、いつもより心が遠くまで伸びてゆくのを感じながら、
「祈り」についてなんとはなく思いめぐらしていると、
ふと、何か大切なことを忘れているような感覚がやってきました。
私は平和を外に願ったり、自分以外の誰かに求めてはいないだろうか、
私の内には、どれくらいの平和があるのだろうか・・・、
そうそう、そこですよ、とささやく声もきこえてきます。
もし、ワタシが平和そのものならば、ただそのままに存在していたらいいのでしょう・・・・。
祈りは・・・、ワタシがそうなること、
光になること・・、
満月をむかえる月明かりのなかで、
そんなことを感じるままに過ごしました。