家の近くにある、気持ちのいいところ・・・、
少しゆとりを持って目を向けてみると、あちらこちらに心惹かれる場所があります。
ふだんは何気なく通り過ぎていましたが、ふっと立ち寄ってみるのもいいなぁと以前にもまして思うようになりました。
そこで春休み中の末娘とお買い物の帰り道に、岩倉神社に寄ってみました。
天然酵母のパン屋さんの近くなんです・・・。
見上げれば椿の花が風にゆれ、鳥たちは高い音でさえずり合っています。
木々はひっそりと時を重ねているふうです。
ひと際目をひくのは、巨石と言ってもいいような石や岩たちで、
ちょっと近寄りがたいくらい大きなものもあります。
その周りは平らかな田園風景。
「この石は運ぶのが大変そう、 大きな岩は切って運んでいるのね、それにしても、こんなにきれいに切れるものかしら・・・。?」
と、小さな自分の視野でつぶやいていたら、
「運ぶのはかんたんでしょう~、それに岩は切るのではなくて、割れるんだと思うよ。」と娘。
「こんなにきれいに、ぴったりと測ったように割れるの?」
「うん、測ったように割れるポイントがあるんだと思う、そこをポンとたたくとスパっときれいに割れるんだよ。」とにっこり。
「???・・・。」 それは魔法使いでしょう・・・と言いそうになりながら、ふっと古代遺跡のことが思い出されました。
マチュピチュの遺跡とか・・・、そこではそんなことは当たり前にできていたのでしょうから、なんら不思議はないようにも思えてきます。
おそらく、今の地球の概念を超えて様々なことがシンプルに簡単にできる・・・、
そんなふうに平和な意識でイメージできる人たちがいたのでしょう。
想像力、それはすばらしい宝物、すべてを生んでゆく源泉だから・・・・、と
いつものように想いが広がるのでした。
ところで、200メートルくらい先には新幹線が走っているこの神社ですが、ふりむけば楯築遺跡のある丘があります。
時が交差しているような不思議な気持ちで、陽だまりになった岩肌のぬくもりを感じながら少しの時間を過ごしました。
もう少し暖かくなったら、竪琴ライアをもって出かけましょう。
石の記憶とともに光のなかで奏でてみたいです。
きっとひとりでに瞑想時間になることでしょうね・・・。
それから、小鳥たちとのおしゃべりを音楽会のように楽しめたらいいな。♪