体を縮こませクアトロのドアを開ける。
今日のクアトロはワイン・バル。
洋風の居酒屋だ。
席に着き、まずはホット・アップル・ワインを注文する。
体の芯から暖めてくれる一杯だ。
さて、ここからは熱々の料理に冷えた白ワインを合わせて楽しむか。
じっくりとチーズと赤ワインを楽しむか。
外の寒さを忘れるひとときを楽しめることだろう。
クアトロの休日に、路地裏マルシェに出かけてきました。
柏の野菜生産者達が、それぞれの野菜などを持ち寄る産直のマルシェ。
柏市役所の近くの路地裏で開催された。
この場所がまさに路地裏で、散々探し回りやっと見つけた。
まだ小規模だが、生産者と会話しながら生産者の心のこもった野菜をいただくのはうれしい。
これから毎週水曜日に開催されるそうだ。
規模が広がり野菜などの種類も増えて、パリのマルシェのようになったらいいなとムッシュ・クアトロは思う。
クアトロのママは何点か野菜を購入していた。
ルタバラなるカブのような野菜も買っていた。
明日のワインバルで試してみたいとか・・・。
最後の大仕事おせち作りも終わり無事終了。
ほっとしたクアトロの父は今年を振り返ってみた。
2月には孫達三人と八郷のイチゴ園でイチゴ狩り。
その翌日に、四人目の孫の誕生。
今度は四人の孫とイチゴ狩りに出かけよう。
6月には、ケーブル・テレビの取材でクアトロが取り上げられました。
パルミジャーノのパスタを仕上げる緊張した面持ちのクアトロの父がテレビに映りました。
9月には、息子達の計らいで信州へ夫婦で旅行。
温泉とワイナリー巡りなどを楽しみました。
色々な魚や食材・ワイン・日本酒・チーズとの美味しい出会いが数多くあった1年でした。
そして、たくさんのお客様にご愛顧いただき、ありがとうございました。
みなさん、良いお年をお迎えください。
来る年もクアトロで美味しいもののお話をしましょう。
「このパルミのかたまりはどこまで食べられるの」
「最後はどうなるの」
よく聞かれる質問である。
「最後は皮の部分を除いて粉にして料理に使います」
というのが答えである。
今日、パルミ16は、クアトロの父によって解体され、第一線からの引退となる。
そのパルミの外側はワックスが塗ってある。
その皮の部分を取り除きフードプロセッサーにかけて粉チーズにして、料理に使われるのである。
カルボナーラなどに使われることになる。
そして、いよいよ新しいパルミ17を使って、パルミ・ペンネとパルミ・リゾットの調理が始まる。
新たなクアトロのパルミの歴史をあなたも味わってみよう。
結婚を決意するには、おおよそ三つの動機がある。
その1-趣味や価値観が近い。
その2-お互いの足りないものを持っている。
その3-出会いの環境が整っている。
どれかひとつがきっかけとなるものである。
クアトロ夫婦は、ママに云わせると“その2”だという。割れ鍋にとじ蓋なのだと云う。
どっちが割れ鍋なのかは定かではない。
ワインと料理のマッチングを“マリアージュ”と呼ぶ。ワインと料理の結婚なのだ。
そのマリアージュの動機も三つある。
その1-味わいが近いもの。
淡泊な白身の魚には白ワイン、濃厚な味わいの肉には赤ワインといった具合である。
その2-ワインが料理の味を引き立てるもの。
カキにはレモンを絞るように酸味のある白ワイン、ステーキにはコショウを挽くようにスパイシーな赤ワインといった具合である。
その3-素材とワインの産地が近いもの。
長い月日が育んだ食文化がなせる技であろう。
海が近い場所で作られるワインは魚介に合う。
山で作られるワインには酪農品によく合う。
さて本日はお日柄も良く、金沢出身の天然ブリくんとフランス生まれのボージョレ・ヌーヴォーさんのお見合いである。
天然ブリくんは、脂の乗りが良く極上な味わい。
そしてボージョレ・ヌーヴォーさんは、50年に一度と云う美貌を持つ才女でありまして、このお二人には、マリアージュの法則、その1、その2を備えたものと思われます。
その仲人はクアトロの父が承る。
ヌーヴォーさんには、きのこのオーブン焼きくん、じゃがいものチーズ焼きくん、四種チーズのパン・グラタンくん、プロシュートくん、カキフライくんなども、お見合いの申し込みがある。