ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

ウエストサイズ物語

2010年03月18日 | パスタの話

ニューヨークの空撮から始まり、画面はいったん暗くなる。画面の奥からフィンガー・スナップがリズムを刻む。今で云うところの指パッチンだ。そして画面から飛び出すようにジョージ・チャキリスのダンスシーン。映画「ウエストサイド物語」のオープニング・シーンだ。
この映画はクアトロの父が繰り返し観た、最高に大好きなミュージカルだ。
ニューヨークの片隅ウエストサイドではジェット団とシャーク団が対立している。シャーク団のリーダーの妹・マリアと元ジェット団のリーダー・トニーはダンス会場で運命の出会いをし、恋に落ちる。
「マリーア・マリーア・マリア」
「トニー・トニー・トニー」
その後の悲しい運命をも知らずに恋する二人のハーモニー。

Photo 豊四季の片隅で、トマト団のアメーラとチーズ団のモッツァレラは、クアトロの“トマトとチーズのスパゲッティ”によって運命の出会いをする。
「なんて素敵な出会いなのだろう」
アメーラとモッツァレラは一目惚れである。
アメーラとモッツァレラは、まさしく理想の出会いであり、それぞれがお互いの美味しさを高め合い、トマチーという崇高な美味しさのパスタを築くのだった。
「おおアメーラ、アメーラ、あなたはどうしてアメーラなの」
「モッツァレラ!」
その後のウエストサイズの不安も忘れ、人々はこのスパゲッティを愛するのだった。
アメーラとモッツァレラの恋の物語はクアトロで“トマトとチーズのスパゲッティ”として絶賛発売中である。

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