ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

座頭市と岩カキ物語

2022年06月09日 | 食材の話

利根川が太平洋に注ぐところに、飯岡がある。
天保水滸伝の舞台となったところで、飯岡の助五郎一家と笹川の繁蔵一家の大げんかで有名だ。
この話を題材にした「座頭市物語」は傑作だった。
座頭市と平手造酒の決闘は日本映画史に残ると思う。
飯岡あたりは、海からの風がピューピュー吹き荒れ、「いやな渡世だねぇ」と去っていく座頭市が似合う土地だ。
ここで、座頭市のように、じっと渡世の荒波に堪えて育つのが飯岡の岩カキ。
真カキはタマゴを持つRの付かない月は食べるなと云われるが岩ガキはこれから旬を迎え夏カキと呼ばれる。
今日クアトロにこの岩カキが入荷した。
岩カキをチュッとやりながら、ワインがお酒をキュッとやると、その美味しさに座頭市ならずとも目を白黒させてしまう。
「うめぇなぁ、ありがてぇな」

※本日の夜の営業は、
 夜、お料理のラストオーダー、最終入店は8時30分
 アルコール類、ドリンク、デザートのラストオーダーは9時
 閉店は、9時30分とさせていただきます。

コメント
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