パルミジャーノ・レッジャーノのような大型のチーズは、ハード・タイプのチーズ。
水分が少なく日持ちする。
冬に雪に閉ざされる地域が、タンパク源に食べるために生まれたチーズ。
パルミジャーノ・レッジャーノは、パルマ市とレッチーノ市で作られるチーズ。
その周辺で作られる同タイプのチーズは、グラナと呼ばれる。
クアトロでパスタのトッピングなどで人気のハード・タイプのチーズにラスパドゥーラがある。
ラスパドゥーラとは、イタリアのロンバルディア・ロディのチーズで正式には“ロディジャーノ”と呼ぶ。
ラスパドゥーラは、もともとはグラナパダーノの失格品だったが、もったいないので、地元の人がそのチーズを削って食べたのが始まり。
パルミジャーノなどは18ヶ月熟成のところを、6ヶ月熟成でやや柔らかいチーズを作り、削って食べて美味しいように工夫すると、グルメたちのお気に入りのチーズになった。
失敗は成功の母の見本だろう。
そのラスパドゥーラの表面を専用ナイフで薄く削ったものを、サラダやピッツァ、パスタにトッピング。
パルミジャーノの柔らかい感じのもので、そのとろける口溶けとコクのある旨みが魅力。
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