三世紀のイタリア中部インテラムナ(現在のテラモ)の僧侶バレンタインは、戦争に行く戦士とその恋人達を幸せにすることに尽力したが、自らは、ローマ皇帝の迫害にあい殉教することとなる。
その聖バレンタインの殉教した日を恋人達の日として今日のバレンタインデーがある。
日本では女性から男性にチョコレートをプレゼントすることが流行し今日に至る。
このチョコレートは、赤ワイン同様にポリフェノールが多く動脈硬化の予防や高血圧の予防、抗がん作用などがあり適度の摂取は体に良いようだ。
そしてチョコレートの品質も向上し味わいも多様化している。
いくつかのチョコレートを食べ比べするのも楽しい。
などと考えるのはクアトロの父のような中高年男性の悲しさである。
やたら理屈っぽいのである。
クアトロの父は義理ながらチョコレートの詰め合わせを貰う。
するとなぜ貰えたのかを考え、バレンタインの歴史をひもとく。
チョコレートは体に良いのかを考える。
どのチョコから食べようかと悩み、それぞれの味のランク付けを始める。
子供の頃、時計を分解して喜んでいた世代の性(さが)である。
「チョコレートをプレゼントするの楽しいし美味しいからいいじゃない」
女性の思考は明瞭である。
クアトロでは、チーズとワインでバレンタインデーわ楽しむ習慣が始まっている。
それは、なぜかと云うと・・・
どうしても理屈っぽい、中高年男子のクアトロの父である。
「楽しいし美味しいからいいじゃない」