カルパッチョとは、もともとは薄切りの生牛肉に、オリーブオイルとパルミジャーノなどのソースをかけて食べるものだった。
カルパッチョはイタリアの画家の名前で、その作風は赤を基調とするものだった。
牛肉のカルパッチョがそのカルパッチョと云う画家の作風に似ているところから、この料理にカルパッチョと名付けたと云う説がある。
現在では、魚も生で食べるものをカルパッチョと呼ぶようになり、クアトロなどではカルパッチョと云えばイタリア風お刺身となっている。
さらに、クアトロのカルパッチョは姿造りだったりと、イタリアのカルパッチョ画伯の作風とは、ほど遠い。
魚の美味しいクアトロとしては、このカルパッチョがクアトロを代表する料理。
海の日前日にクアトロのおすすめは、真鯛のカルパッチョ。
クアトロ展覧会で、クアトロのシェフ画伯の真鯛のカルパッチョを堪能しよう。
クアトロは、毎年、干支をあしらったエチケットのワインをおせちと共にお客様に紹介している。
そこで、来年の干支のドラゴンのエチケットのワインの試飲をする。
今日は、ドラゴンのテンプラニーニョである。
ビノ・デ・ラ・ティエラ、DOリゼルヴァ、DOグランリゼルヴァの3階級の飲み比べ。
どれも、香りがよく、酸がしっかりとしたタイプ。
ビノ・デ・ラ・ティエラが軽快な飲み口で、フレッシュな果実味が魅力でガーリックを効かせた料理やチーズに合わせたい。
リゼルヴァ、グランリゼルヴァはさすがに重厚さを持ち、イベリコ豚に最高。
さて、おせちに合わせるとなるとどうだろうか。
おせちに合うドラゴンのワインを求めて、ドラゴン・クアトロの旅はつづく。
クアトロは、毎年、干支をあしらったエチケットのワインをおせちと共にお客様に紹介している。
そこで、来年の干支のドラゴンのエチケットのワインの試飲をする。
まずは、ドラゴンのカヴァである。
「考えるな、感じろ」
「アチョー」クアトロの父は、これは良さそうだと感じるのだった。
クアトロのおすすめチーズにフランス産カルル社の「ロッフォール」。
ロックフォールと云えばブルーチーズの王様として有名で、またカルル社は昔からの手作りにこだわった造り手である。
このロックフォールは世界三大ブルーのひとつと呼んだり、このチーズには貴腐ワインで有名なソーテルヌが合うとか、ブルゴーニュの高級ワイン・シャンベルタンが最高だとか云う。
高価なワインがこのチーズにはふさわしいのだと云うことである。
この辺はフランス人の商売上手なところである。
さらに、ロックフォールの誕生秘話も用意されている。
その昔、ロックフォール村の洞窟で昼飯を食べていた羊飼いの青年が遠くに美しい娘を見つけると、食べかけのチーズとパンを置いて、その娘の尻を追いかけてしまった。
いわゆるストーカーである。
数ヶ月後、その青年が洞窟に戻るとチーズもパンも青カビで覆われている。
しかし、そのチーズを食べてみるととても美味しかったという話だ。
現在でも洞窟内でパンに付いた青カビを培養してチーズに植えつけていると云う。
しかし、その青年の恋は実ったのだろうか。
カビの生えたチーズを食べたその青年の気持ちはどうだったのだろう。
クアトロの父は想像する。
「またあの彼女に会えるかな」とウキウキしていてチーズに付いているカビに気づかずに食べたのだが、これが美味しかったのでもう彼女はどうでもよくなった。
さあ、あなたもクアトロで昔ながらの製法のカルル社のロックフォールを食べながらストーカーの青年の気持ちを推理してみよう。
それは灰かぶりのチーズ。
オヴァリーサンドレは、オヴァリーの山羊乳の灰かぶりだ。
このオヴァリーは、シェーブルにしては、割としっかりとした硬さがあり、味わいはとてもミルキー。
灰かぶりの中は純白で優しくてしっかりとしている。
チーズの灰かぶり姫=シンデレラである。
グルメな王子さまが、探しに来るかもしれない。
※クアトロは、毎週火曜日の夜と水曜日全日は定休日になります。