ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

新・チーズの物語~夏のチーズの女王

2023年07月11日 | チーズの話

夏のモンドールと呼ばれる“マニゴディーン”が入荷。
このマニゴディーンは、秋から登場するチーズの女王・モンドールと同じ地域で同様の作り方をし、味わいも似ている。
それでも、モンドールよりも爽やかな味わいで、暑い夏に吟醸酒と味わったりすると格別とクアトロの父は思う。
これは、モンドールと比べるとどうだと云うのもこのチーズの楽しみ方と違うのだろう。
味わいの説明にはどうしても一般的なものを比喩してしまう。
マグロのトロのようだとか、牛肉のようだとか説明することも多い。
クアトロなどでも、このお店はどこどこよりも、どうだとかも云われる。
比較も良いが、そのものを楽しんでみよう。
マニゴディーンは、夏に美味しい。
このチーズに吟醸酒を勧める変わったイタリアン・クアトロ。
でも、クアトロはクアトロ。

※クアトロは、毎週火曜日の夜と水曜日全日は定休日になります。

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新・チーズの物語~病状の妻に捧げるチーズ

2023年07月10日 | チーズの話

シチリアの高原で放牧した羊のミルクのチーズに、シチリアの特産であるサフランを使った鮮やかな黄色に、黒胡椒の粒が入った個性的なチーズ“ピアチェンティーヌ”がクアトロに入荷。
11世紀にこの地を治めていた伯爵が、病状の妻に食べさせたという逸話のあるチーズで、その後奥さんは元気になったという。
時は移り、現代ではこの暑さに食欲が落ちた奥様方はご主人に内緒でこのチーズをクアトロで食べるのだろうか。
それもありです。

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新・チーズの物語~夏にコロンブスのおみやげを

2023年07月09日 | チーズの話

クアトロの父は汗っかきである。
辛いカレーなどを食べると頭のてっぺんから汗が流れる。
しかし夏には、その汗が心地よい。
カレーの辛さを決めるのがトウガラシ。
しかし、そのトウガラシも元々インドにあったわけではなく、16世紀にコロンブスがアメリカ大陸からトウガラシをスペインに持ち帰り、それがインドにも伝播してトウガラシがカレーの主役となり、クアトロの父が頭から汗を流す。
コロンブスと同行していたバスク人も自国にトウガラシを持ち帰っている。
スペインとフランスにまたがるバスク地方の内陸部ではそのトウガラシが特産品となっている。
特にエスプレット村のトウガラシは有名だ。
バスク地方の特産品として羊乳のチーズも挙げられる。
その羊乳のチーズにエスプレット村のトウガラシを練り込んだチーズがクアトロに入荷した。
“アルディガスナ・ピマンデスプレット”である。
このエスプレット村のトウガラシは辛さよりもほんのりとした甘みが特色。
エスプレット村のトウガラシが入ったバスク地方の羊乳チーズを食べてみる。
まず羊乳のきめ細かい脂肪がもたらす上品な甘みを感じ、その後からスパイスの爽やかさと優しい辛さが追いかけてくる。
余韻が楽しい夏向きのチーズだ。
ワインにもビールにも日本酒にも合いそうです。
コロンブスのおみやげをクアトロでいかがだろう。

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新・魚の物語~DATE SEVEN VS HATA

2023年07月08日 | 魚の話

突如、クアトロを襲うウルトラ高級魚“キジハタ”。
ホウセキハタとも呼ばれる高級魚だが、その風貌にはだれもが恐怖を感じる。
しかし、クアトロ・シェフの必殺包丁さばきによってその白身の美味しさはホウセキのような輝きをみせることとなる。
さらに、クアトロの父が呼び寄せた“DATE SEVEN”。
宮城の七蔵が合体した、キジハタの美味しさを引き立てる日本酒である。
光の国クアトロの戦いに終わりはない。

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新・日本酒の物語~DATE SEVEN 午後7時解禁

2023年07月07日 | お酒の話

「DATE SEVEN」は、宮城の7蔵(勝山・浦霞・墨廼江・伯楽星・山和・萩の鶴・黄金澤)による共同醸造プロジェクト。
技術交流を図り切磋琢磨しながら、酒質を更に磨き上げるのが目的。
今年はふたつのリーダー蔵が同じ原料米と精米歩合の同スペックで仕込み、蔵元の個性を活かした美味しさを表現。
同スペックで仕込むことにより、リーダー蔵はおのずと競い合い、品質向上に励みながら自社の酒造りを追求。
今回のリーダー蔵は、同級生コンビの「山和」×「萩の鶴」。
最高峰の酒米である「兵庫県産 山田錦」をDATE SEVENにちなんで47%まで磨き、最高の原料で、7つの蔵元が協力し技術を尽くして醸す。

以下、「DATE SEVEN」からの今回のお酒の解説
「山和スタイル」は爽やかな香りと透明感のある味わい。
綺麗な酸と繊細な旨味が様々な料理を引き立てます。山和の酒造りのテーマであるSimple is bestを追求し醸しました。夏の日に冷やしてお楽しみ下さい。

「萩の鶴スタイル」はフレッシュなリンゴのような華やかな香りにふんわりとした優しいお米の甘さ、それらをまとめ上げる上品な酸が全体を引き締めてくれています。ボトルデザインのように弾ける美味しさをカジュアルにお楽しみください。

リーダー蔵「山和酒造店/山和」「萩野酒造/萩の鶴」・精米 全蔵・原料処理 「墨廼江酒造/墨廼江」・酒母「佐浦/浦霞」・麹「仙台伊澤家 勝山酒造/勝山」・醪「新澤醸造店/伯楽星」・上槽「川敬商店/黄金澤」

本日7月7日の午後7時に解禁となる「DATE SEVEN」。
クアトロでも本日午後7時解禁!

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