想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

昭和な日々、ビューティフル

2009-03-06 00:05:31 | Weblog
   地方のある町で、あまりにレトロな垂涎ものの看板を発見して
   しばし佇んでしまった。
   地元の人はなぜ写真を撮るのかといぶかしげだ。
   道路の真ん中に立ち止まっているうさこを、離れたところで村人1号が
   怪しんで立っている。
   誰も通っていない道、車も来なかった。
   シャッター数回切って、スタコラ走ってその場を離れたのであった。
   案内の地元の人から、なんであんなものがと聞かれたので、
   ビューティフル! と外人みたいに答えておいた。  



   昭和が遠くなっていく今日、アンティークショップか昭和を売りにした
   テーマパークみたいな場所ならあるが、どこか寄せ集めの作りもの的な
   感じが否めない。

   ほんもの、リアルはちょっと存在感が違うと思った。
   現にいま、そこで人が暮らしているからだろう。
   息をしているからだろう。
   時を刻み続けて、役に立ちつづけて、まだ過去になどなっていないのだ。
   タイムスリップしたみたい、そう思っているコチラ側が
   もしかしたら異次元にいたりして。
   境界線をまたいだとたんに、生き返るような気もする。

   古いとか新しいとかの、境界線。
   このごろ富みに自分を古いと思う。
   古いのが新しいのだ、という気がしている。
   びゅん~
 
コメント
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