地方のある町で、あまりにレトロな垂涎ものの看板を発見して
しばし佇んでしまった。
地元の人はなぜ写真を撮るのかといぶかしげだ。
道路の真ん中に立ち止まっているうさこを、離れたところで村人1号が
怪しんで立っている。
誰も通っていない道、車も来なかった。
シャッター数回切って、スタコラ走ってその場を離れたのであった。
案内の地元の人から、なんであんなものがと聞かれたので、
ビューティフル! と外人みたいに答えておいた。
昭和が遠くなっていく今日、アンティークショップか昭和を売りにした
テーマパークみたいな場所ならあるが、どこか寄せ集めの作りもの的な
感じが否めない。
ほんもの、リアルはちょっと存在感が違うと思った。
現にいま、そこで人が暮らしているからだろう。
息をしているからだろう。
時を刻み続けて、役に立ちつづけて、まだ過去になどなっていないのだ。
タイムスリップしたみたい、そう思っているコチラ側が
もしかしたら異次元にいたりして。
境界線をまたいだとたんに、生き返るような気もする。
古いとか新しいとかの、境界線。
このごろ富みに自分を古いと思う。
古いのが新しいのだ、という気がしている。
びゅん~
しばし佇んでしまった。
地元の人はなぜ写真を撮るのかといぶかしげだ。
道路の真ん中に立ち止まっているうさこを、離れたところで村人1号が
怪しんで立っている。
誰も通っていない道、車も来なかった。
シャッター数回切って、スタコラ走ってその場を離れたのであった。
案内の地元の人から、なんであんなものがと聞かれたので、
ビューティフル! と外人みたいに答えておいた。
昭和が遠くなっていく今日、アンティークショップか昭和を売りにした
テーマパークみたいな場所ならあるが、どこか寄せ集めの作りもの的な
感じが否めない。
ほんもの、リアルはちょっと存在感が違うと思った。
現にいま、そこで人が暮らしているからだろう。
息をしているからだろう。
時を刻み続けて、役に立ちつづけて、まだ過去になどなっていないのだ。
タイムスリップしたみたい、そう思っているコチラ側が
もしかしたら異次元にいたりして。
境界線をまたいだとたんに、生き返るような気もする。
古いとか新しいとかの、境界線。
このごろ富みに自分を古いと思う。
古いのが新しいのだ、という気がしている。
びゅん~