想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

楽園からの贈りもの

2009-03-29 16:49:42 | Weblog
  やまざるさんちからいただいた水仙を植えて、親分がチェック、OKだ。
  このフェンスにそってずずずっと植え込めるくらいたくさんあった。
  Iさんが土曜日の朝から約半日かけて植え込んでくれた。
  どうしてそんなにたくさん頂けたのか。やまざるさんは水仙は好きではないのか?

  はい、その答は楽園の希望の星の子羊ちゃん(詳細は楽園ブログでどうぞ)
  名前はジェ夫君(ジェフではないところがやまざる家らしい‥‥)
  ちなみに後ろは見ないことにしてあげてください(笑)
  人形使いじゃないんだからさあってか。
  (抱っこされちゃってます)



  ジェ夫君のことは楽園ブログで経緯を読んでいただくとして。
  放し飼いの楽園暮らしは動物にとって幸せそうなんだが、水仙の芽や球根などを
  食べてしまうと毒になると知ったやまざるさんが敷地内の球根を全部掘り上げた。
  そして深い穴を掘って埋めてしまおう作戦だったところで、うさこの顔を思い出した
  奥様の鶴の一声ならぬスーさんの一声で、風の谷へ贈り物となったしだいである。

  植木も、球根も、買う予定だった。
  「金は天下のまわりもの」というが、植木と花もまわってきたのである。
  なんと嬉しい春だ。運を使い果たしたんじゃないか?とか陰口たたかれそうだが
  なんのなんの、運は最初からないので心配ご無用。
  で、どうして「金は天下のまわりもの」というのか? 銭のことをオアシと言うね。
  だから回るというのは逆で、まわるからお足でしょう。
  風が吹けば桶屋が儲かると同じだーとか言ってるそこの人、ちょーっとちゃうで~。
  (なぜ関西弁かは放っておいてくれ)

  俗説はさまざまにあろうが、ここでは旧事本紀にちなんで解いてみようか。
  金(きん)は、すべてのものを融かしまたつなぐ媒体の役目を果たすハタラキ。
  天思兼命(あめのおもいかねのみこと)の兼を金と書く場合もある。
  (でも正しくは兼)
  天思兼命のはたらきは、記紀では天照大神の参謀として知られているけど、参謀って
  いうとなんだか昔の小沢一郎みたいな~、ちょっと前の大河ドラマの主役みたいな~
  な感じだけど、要するに知恵袋です。
  思索し神々に対して采配をふるうのですが、ハタラキは「つなぐ」ということ。

  だから、お願い事をすると叶う叶う叶うーーーーーーなのである。
  しかしあまり知られていないし、この神様を祀った神社はとても少ない。
  少ないほうがいいのである。
  御利益を求める人がどしどし押し掛けると、何やら怪奇だけが漂いはじめる。
  そんなところに天思兼命のハタラキが降りようもない。
  無心でかたよりないところでハタラクと決まっている。よって御利益信仰とは
  相容れない。金なのにどうしてだろうね?
  そうなんです、御利益信仰で得た利益は死に金。金はまわってこそ生きるので
  欲の皮がつっぱって金に執着するとそのハタラキは消え、流れは澱み腐ります。
  かる~く言うと運が逃げますぜ、ということね。

  もひとつ面白い写真(やまざるさんに断りなく撮ってしまったんだけど)
  脱走兵「大信」、吠えること吠えること、番犬にもってこいである。
  本人はさかんに吠えて威嚇しているんだが、とても可愛い子ちゃんなのだった。



  テラスの上から下を歩いているうさこへ向かってずっと吠えていた。
  君ね、脱走したでしょ、行方不明になったでしょ、ドジ踏んだでしょ
  と言いつつ笑ってやった。
  たぶん大信ちゃんは「今日に幸あれ」と吠えまくっているのだと思う。
  よしよし、元気でいろよな、心配かけんなよな~。
  やまざるさん、どうもありがとうございました。

  もっと暖かくなって水仙が開くのが楽しみです。

  
コメント
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