毎年この季節になると、こぼれんばかりに咲き乱れている白い花がズート気になっていました。
ある時、植物に詳しい方にお尋ねしましたら「たらの木」の花ということでした!
たらの木は落葉樹で、毎年新芽を出すとまもなく早々と山菜ファンの胃の中に入る運命で、
最近では棘のある木が文字どうり棒立ちになって枯死している様子をよく見かけます
信州は高度差がありますのでたらの芽が出回りはじめますと、ふもとから採集され始めて山懐に至るまで、気にしていればかなり遅い時期まで食卓にのせることが出来ます
最近では専門に山菜を扱って季節だけ出店するお店も見られます。
豊富に沢山採れました時代は、現在ほど高価ではなく、
ごく普通に買いやすい値段で八百屋さんに売られていましたし、
山菜採りの好きな方から沢山頂いたりして天ぷらばかりでなく
ゴマ和えや酢味噌和えにして食卓を飾りました。
しかし、この様な花が咲くとは全く知りませんでした!
「たらの花」であることを教えて頂いてから数日経った雨後、
この場所に立ち、あらためて花と対面いたしましたら
雨にぬれた細かい花がキラキラ輝いて見えました。
この細かい花が終ると小さな実がなり、
紅葉もすると教えて頂きました。
機会がありましたら、この花の秋深まった時期の様子をご紹介したいです。