アルプスの伏流水が、とうとうと流れる川の先に
「わさび田」で知られる大王農場があります。
収穫の時期をずらして栽培されていて、ここでは年中わさびが売られています。
水質がよければ間違いなくお蕎麦も美味しく、
自慢のお蕎麦屋さんがそこここに見られて休日は何処の店も車がでいっぱいです。
そば粉を引く石臼を動かすのは水力から電力に代わって久しく、
実用されている水車は田舎でも殆んど見られなくなりました。
この水車は故・黒澤監督が映画のシーンで使ったセットをそのまま保存しているそうです。
「日本の後世に残したい自然」のランキングでも上位にあげられている安曇野は
四季を通じて、日本古来の自然の良さを沢山残している懐かしい場所です。
大王農場で売られている「わさびソフト」はとても人気で何時も長い列が出来ています。
砂糖とわさびは相性が良いのでしょうか?
春先出回る山葵の花のあく抜きにも、塩に砂糖を加えますと
わさびの辛味が強調され美味しいおひたしが出来ます。