スミレが野に咲くのは信州では未だ先のことです
万葉の昔、スミレを摘んではお汁やおひたし・あつものにして食していたそうです
「摘み入れ」がなまってスミレの名になったと花辞典に記されていました
江戸時代・隅田川河畔では毎年人々は酒や肴を持ち寄って盛大なスミレの花見の宴を繰り広げた
との記録があるそうですが今は昔の物語ですネ
松尾芭蕉の句に「山路来てなにやらゆかしスミレ草」が今でもスミレの引用句としてよく紹介されてますが
霧が峰にも沢山のスミレの種類が咲き、特長により細かく分類されていますが
日本有数のスミレの名所ですから種類が多く覚えるのは至難の業です
高地ですので開花は4月~6月に入りますが
霧が峰スミレはじめ希少な種類のスミレの花に出会えましたら逐次ご紹介したいと思っています
今花屋さんにビオラとして売られていますスミレはパンジーですネ
物思いにふける人の顔のように見えることからフランス語の「思い」を意味するパンセが変化して
パンジーと呼ばれるようになったようですが花色が豊富で改良種が沢山出回っています
暖かい地方の公園の花壇や庭先の陽だまりではもう咲いているスミレも見かけられますネ