★10月のバラ★

諏訪湖周辺の四季を中心に紹介しているブログです。

寒天ブーム

2009-02-10 05:25:11 | 思いつくまま



















空前の寒天ブームが去って1年余り・・・

自然の厳しい冬の気温と乾燥を利用して100%人力で作られる地元の寒天は

うなぎ昇りの需要についていかれず 一時期角寒天は市場から姿を消してしまいました

ブームが去り 今年は在庫が多くあり 生産を見合わせたところもあると地元紙が報じていましたが

先日 八ヶ岳を望む茅野市の郊外を通りましたら

昔ながらの製法で「生寒天」を寒ざらししている光景が見られました

角寒天は海草の天草を煮溶かし そのエキスを棒状に流し込み

固まった状態になった「生寒天」を真冬の外気で寒晒し

凍らせては昼間の気温の緩みで融けた表面の水分を蒸発させる事を何日も繰り返して

黄土色の「生寒天」は ご覧の様な完璧に乾燥した真っ白な角寒天に仕上がります

角寒天は1本に500㏄の水を加えて煮溶かし 砂糖や好みでエッセンス等を加えて型に流し込み

荒熱が抜けたところでレモン汁を絞って混ぜ合わせると美味しいデザーとになります

寒天は酸に弱く最初から酸味を加えるとしっかり凝固しなくなりますので注意が必要です

粉寒天と違う点は何といっても歯触り!

しっかりとした歯ごたえのデザートは根強い人気で 冠婚葬祭は勿論 機会あるごとに

諏訪地方では今でも寒天料理が食卓を飾ります

角寒天の製造が始まるこの時期だけ黄土色の「生寒天」が販売されます

「生寒天」は海草の香りがきつく独特の食感ですが 地元では色々工夫して食されています



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生寒天・角寒天のもとになる天草を煮溶かしたエキスが固まっている状態
<画像:1





角寒天の製法は以前ご紹介している 冬の寒さと乾燥を利用した地場産業である氷餅の作り方と全く同じです





★ このスライドショウはnon-nonさんのソースをお借りしています






白鳥の北帰行

2009-02-09 07:11:37 | 諏訪湖の四季

諏訪湖でくつろいでいるコハクチョウの様子をクリックしてご覧ください
      
☆画像が動かない場合は上段のタイトル(白鳥の北帰行)をクリックしてもう一度お試して下さい


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諏訪湖の白鳥の様子を あまりご紹介しないうちに北帰行の時期を迎えてしまいました

一昨日の地元のニュースで

安曇野に飛来している白鳥の第一弾の北帰行のようすを放映していました

例年より12日近く早いと言う事ですが 毎日 白鳥の数を調べている方の談では

5日と6日で通算約110羽のコハクチョウが旅立ったそうです

日本から4000kmも離れたシベリアへ 約2週間で渡って行くそうですが

北帰行は順次行われて 3月中にはすべての白鳥が帰って行きます

今年 諏訪湖には常時50羽程度しか白鳥は見られませんでしたが

諏訪湖ばかりでは無く 飛来地の各地で充分な撒き餌もなく

食糧確保は決して良くなかったように思えますが 体力は充分ついたのでしょうか・・・

生態系上 自然のままが一番であることはよく理解しているのですが

人間に翻弄されながらも生命のリズムに従って飛び立って行く

たくましい姿を見送りながら心が熱くなる思いがしました






   信濃毎日新聞に掲載された安曇野の北帰行する白鳥の写真

アイスキャンドル

2009-02-08 08:00:55 | 諏訪湖の四季


















諏訪湖の浄化と諏訪の街づくりを提唱して

「よみがえれ諏訪湖・ふれアイスIN諏訪 アイスキャンドル」が

今年も市街地を中心に行われました

このアイスキャンドルは諏訪湖の水を凍らせて作った直径が30㎝・高さも30㎝程あります

主要道路や高島城の冠木橋におかれ一斉に点灯されますと

幻想的な光が街並みや建物を浮き上がらせていました

氷で作った作品展も駅前には展示されて

ミニコンサートや特産物の販売ブース等 思い思いのイベントが各所で繰り広げられました






諏訪包友調理師会作成の竜神の氷彫





夢と希望






花瓶





水彩画・三九朗

2009-02-06 17:30:02 | 水彩画
                    





パソコンで水彩画を描かれますお馴染みのミスター靖さんから

三九朗(ドンド焼き)の絵を送って頂きました

この三九郎は小正月に松本地方で300年もの間 

無病息災を願って伝わってきた子供中心に行われる行事だそうです

注連縄・松飾り・達磨などを集めて燃やし神送りをする

全国的には「どんど焼き」・「どんと焼き」と言われている行事です

絵のモチーフはmt77さんのblogからお借りしておられますが

mt77さんが三九朗について詳しくホームページで紹介しておられますので

そちらも是非一緒にご覧になってください


白唐子椿

2009-02-05 09:03:45 | 季節の花
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安曇野の北アルプスの麓にあるフラワーパークの一角に室内ガーデンがあります

久しぶりに覗いてみましたら白唐子椿が咲いていました

中心部分が八重咲きの珍しい椿です 画像の上にマウスを置いてごらんください

開花した時の様子が見られます

そのほかにも福寿草や白梅も顔を見せていました

日中の日差しがかなり強くなって 寒さから保護されている場所では

信州でも早春の花が見られるようになりました

















蕗のとう

2009-02-03 15:32:24 | 季節の花












今日は節分ですね

明日は立春 暦の上では春ですネ

サラダ街道のJAではもう地元の「蕗のとう」が並んでいます

今朝は気温が下がって霜柱が立っていましたが蕗のとうがかなり大きく育っているんですネ

雪や霜柱をよけて摘み取るフキノトウはあくが少なく苦味もまろやかなんですヨ

てんぷらも風味が損なわれず美味しいのですが

一番最初の蕗のとうは何といっても蕗味噌でしょうか

さっと水洗いしたフキノトウを2つ割にして油炒めして砂糖と味噌で味付けします

温かいご飯に早春の味覚がよくあいます







味の花束

2009-02-02 08:34:23 | 思いつくまま
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            (クリックオン・3枚画像スライドショー)




諏訪地方に古くから伝わる春を彩る季節限定のお菓子があります

blogを始めてから毎年立春近くなるとご紹介し続けてきたお菓子です

もち米を焼いてから粉にしたものに白砂糖とでんぷんを加えて練り上げた材料で色付けして

金太郎飴の要領でコスモスの花やあやめ・朝顔などを形づくり仕上げられています

食感は柔らかくて優しい口どけの濡れせんべいの様な甘~いお菓子です

長い寒さに閉ざされた信州では

この季節に出回る色鮮やかなお菓子 通称・雲平(うんぺい)は

春を呼んで来てくれた様な印象を受けます

[味の花束] のラベルでお雛様の節句頃まで販売されています


☆ 偶然ですが松本のmt77さんが2月1日「ヤショウマ」の作り方をblogしておられます

  この雲平も同じ作り方ですのでリンクをお願いいたしました

  作り方が良く理解できますので是非見せて頂いて下さい