りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

ブルー・ジーン。

2016-01-12 | Weblog
昨日の夕方。

娘を塾に送って帰ってきたら、妻が洗濯物を片付けていた。
その傍らにはスマホを置いてあり、YOU TUBEから音楽が流れていた。
デヴィッド・ボウイの「ブルー・ジーン」。

「懐かしいな」

何気なくワタシがそう言うと、妻はなぜ30年以上前の曲を聴きたくなったのかをワタシに語った。
ワタシがデビッド・ボウイの逝去を知ったのは、その時だった。

世代的に、初期のデヴィッド・ボウイをワタシは知らない。
「ジギー・スターダスト」はもちろん、それがグラムロックだとか、衣装が山本寛斎だとか、そんなことは後から知った。
そんなワタシにとってのデヴィッド・ボウイとは、妻と同じように「ブルー・ジーン」だったり、「レッツ・ダンス」だったり、「チャイナ・ガール」だったり、そして「戦場のメリークリスマス」だった。

10代の頃は洋楽漬けの毎日で、その最初期に上述したような曲たちに出会った。
今ではとんと洋楽は聴かなくなってしまい、デヴィッド・ボウイの“デ”の字さえも思い出すことがない毎日を過ごしているが、それでもクルマの運転中やウォーキング中に使っているウォークマンには、今でも「レッツ・ダンス」が入っている。

アルバム「ジギー・スターダスト」では、異星からやって来たロックスターというコンセプトだったデヴィッド・ボウイ。
その最期が現代人の死因上位の癌だったというのは、ちょっと悪い冗談のようだ。
しかし、ある時期はトリックスターを気取り、またある時期は最先端のいい男を演じた彼も、やっぱり本当は、世界中のどこにでもいる、普通の人間だったということなのかも知れない。

ご冥福をお祈りします。

David Bowie 「Blue Jean」
コメント
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