今日、クリスマスツリーを久しぶりに出した。
木製の、小さな、かわいいクリスマスツリーだ。
今から10年前、「zabeさん」という友達が、まだ幼かったワタシの子ども達のためにプレゼントしてくれた。
栃木出身で東京で一人暮らしでワタシより5歳ほど年上の姉さんだった。
とあるsnsの、お互いがファンだった浜田省吾のコミュニティで知り合ったのだけど、性格も性別も出身も世代も仕事も何もかも違うのに、なぜかワタシは彼女に可愛がってもらっていた。
遠距離ということもあって、そう頻繁に会える仲ではなかったが、たまにメールや電話で互いの相談事をしたり、今ごろの季節になると、こちらから瀬戸内のみかんを送ったり、zabeさんからは、栃木名産(?)のレモン牛乳を大量に送ってもらったりした。
今夏、共通の知人から突然、連絡があった。
それは、zabeさんが亡くなった、という連絡だった。
実はzabeさんとは、ここ4〜5年、疎遠になっていた。
原因は、些細な、本当に些細なボタンのかけ違いのようなことで喧嘩してしまったからだ。
それ以降、お互いに連絡を取り合うことがなくなったまま、今年、突然、訃報を耳にすることになってしまった。
クリスマスツリーは、10年前のちょうど今頃、ワタシが上京した時に、zabeさんからプレゼントされた。
「時間ができたから」と、新幹線で帰るワタシを東京駅まで見送りに来てくれた。
別れ際、「今度はゆっくり来なさいよ」と言って手渡されたことを、今でも憶えている。
さっきから、zabeさんのことを「友達」と書いているが、彼女がワタシの事を友達と思っていたかどうかは、今になってはもう判らない。
本当は気が弱いのに、気を張って張って張って東京で独りで生きていたような人だから、意地を張って
「あんたなんか、友達じゃないわよ!」
と、一喝されそうな気がする。
でもねぇ、zabeさん・・・
友達じゃなければ、喧嘩別れもできないんだよ。
またいつか会える時が来るだろうから、その時は仲直りしましょう。
僕の方から、ごめんって言うから。
zabeさん、ごめんね。ありがとう。
さようなら。
木製の、小さな、かわいいクリスマスツリーだ。
今から10年前、「zabeさん」という友達が、まだ幼かったワタシの子ども達のためにプレゼントしてくれた。
栃木出身で東京で一人暮らしでワタシより5歳ほど年上の姉さんだった。
とあるsnsの、お互いがファンだった浜田省吾のコミュニティで知り合ったのだけど、性格も性別も出身も世代も仕事も何もかも違うのに、なぜかワタシは彼女に可愛がってもらっていた。
遠距離ということもあって、そう頻繁に会える仲ではなかったが、たまにメールや電話で互いの相談事をしたり、今ごろの季節になると、こちらから瀬戸内のみかんを送ったり、zabeさんからは、栃木名産(?)のレモン牛乳を大量に送ってもらったりした。
今夏、共通の知人から突然、連絡があった。
それは、zabeさんが亡くなった、という連絡だった。
実はzabeさんとは、ここ4〜5年、疎遠になっていた。
原因は、些細な、本当に些細なボタンのかけ違いのようなことで喧嘩してしまったからだ。
それ以降、お互いに連絡を取り合うことがなくなったまま、今年、突然、訃報を耳にすることになってしまった。
クリスマスツリーは、10年前のちょうど今頃、ワタシが上京した時に、zabeさんからプレゼントされた。
「時間ができたから」と、新幹線で帰るワタシを東京駅まで見送りに来てくれた。
別れ際、「今度はゆっくり来なさいよ」と言って手渡されたことを、今でも憶えている。
さっきから、zabeさんのことを「友達」と書いているが、彼女がワタシの事を友達と思っていたかどうかは、今になってはもう判らない。
本当は気が弱いのに、気を張って張って張って東京で独りで生きていたような人だから、意地を張って
「あんたなんか、友達じゃないわよ!」
と、一喝されそうな気がする。
でもねぇ、zabeさん・・・
友達じゃなければ、喧嘩別れもできないんだよ。
またいつか会える時が来るだろうから、その時は仲直りしましょう。
僕の方から、ごめんって言うから。
zabeさん、ごめんね。ありがとう。
さようなら。