16.突然の予定変更、あすなろう-日永と赤堀と小古曽
八王子線西日野では列車の折り返し時間で駅取材、
慌ててここまで来た列車に乗り込み、隣の日永まで戻る。
日永駅は単式1面1線と島式1面2線の、
計2面3線の地上ホームを有する内部線の駅である。
また八王子線始発駅としても分岐するが、
運行上は全ての列車があすなろう四日市から発着する。
氏の式ホームは分岐する線路に合わせて三角形の形になっている。
駅舎側の単式ホームが1番線に付番、内部線下りが使用、
三角形のホームの内側が2番線に付番、内部線上りが使用、
3番線は八王子線の上下線が使用する。
日永に最初に駅が出来たのは八王子線で、
1911年に設立された三重軌道により、
1912年8月14日に日永から四郷までが開業した。
この時起点駅として開業した。
内部線は1912年10月6日に南浜田から日永の区間が開業した。
日永駅の島式ホームは「四日市あすなろう鉄道の台車」が設置されている。
そこには標準軌、狭軌、ナローゲージの実寸大の線路も設置されていて、
そこには以下のような説明文も着いている。
この台車は、四日市あすなろう鉄道で実際に使用していたものです。
当鉄道では、全国で3社しか運行していない特殊狭軌(ナローゲージ)の
線路であり、日永駅は全国で唯一のナローゲージの分岐駅です。
特殊狭軌の線路幅は762mmで、新幹線などの標準軌の線路幅(1,435mm)
の約半分しかありません。市内には、標準軌(1,435mm)の近畿日本鉄道
名古屋線・湯の山線や、狭軌(1,067mm)のJR関西本線、
三岐鉄道三岐線、伊勢鉄道伊勢線が走っています。
本来はこのあと内部まで乗り潰してあすなろう四日市まで戻り、
今回の四日市あすなろう鉄道の乗り潰しは完了するつもりだったが、
1日乗車券を購入したこともあり、
またホテルを予定よりも早く出たこともあって、
突如予定を変更して全駅取材することにした。
まずはあすなろう四日市と日永の中間駅である赤堀に行く。
鉄道赤堀駅は単式1面1線の地上ホームを有する内部線の駅である。
ホームと階段の間に小さな駅舎はあるものの無人駅である。
内部線は1911年に設立された三重軌道が敷設した路線で、
1912年10月6日に南浜田(現・廃止)から日永の区間が部分開業、
この時に中間駅として同時に開業した。
赤堀で内部線下りの到着を待ち、小古曽に行く。
小古曽駅は単式1面1線の地上ホームを有する内部線の駅である。
内部線は1911年に設立された三重軌道が敷設した路線で、
1912年10月6日に南浜田(現・廃止)から日永の区間が部分開業、
1913年5月16日には南浜田から諏訪前まで延伸、
1915年12月25日には諏訪前から四日市市まで延伸された。
1916年7月に三重鉄道が設立され、三重軌道の路線を継承、
1922年1月10日には日永から小古曽まで延伸、この時終着駅として開業、
同年6月21日に小古曽から内部まで延伸、全通した。