17.あすなろう-泊と追分と南日永
小古曽で駅取材をしてから、
上り線で2つ戻って泊に行く。
この時乗った電車が263編成で、
この列車モ263+サ123+ク163は、
一部の床がガラス張りになっている「シースルー列車」である。
台車の上の部分がガラスで下が見えるようになっており、
正しくシースルーを楽しめるようになっている。
泊駅は島式1面2線の地上ホームを有する、
内部線の駅である。
1番線は上り、2番線は下りが使用、
上下線の行き違いに使用される。
駅舎とホームとは構内踏切で繋がっている。
内部線は1911年に設立された三重軌道が敷設した路線で、
1912年10月6日に南浜田(現・廃止)から日永の区間が部分開業、
1913年5月16日には南浜田から諏訪前まで延伸、
1915年12月25日には諏訪前から四日市まで延伸された。
1916年7月に三重鉄道が設立され、三重軌道の路線を継承、
1922年1月10日には日永から小古曽まで延伸、
この時同時に開業した。
泊から下り線でひとつ先の追分に行く。
追分駅は単式1面1線の地上ホームを有する内部線の駅である。
内部線は三重軌道が敷設した路線で、
1912年10月6日に南浜田(現・廃止)から日永の区間が部分開業、
その後延伸が続き、1916年7月に三重鉄道が設立され、
三重軌道の路線を継承、1922年1月10日には日永から小古曽まで延伸、
同年6月21日に小古曽から内部まで延伸して全通した。
追分はこの時に同時に開業している。
駅を出て車両取材をすべく辺りを散策する。
道路標識にはまだ「近鉄追分駅」と書かれていた。
三重鉄道は1944年2月11日に三重交通に合併、
戦後の1964年2月1日に鉄道部門を分社化し、
三重電気軌道が誕生、これを1965年4月1日に近鉄が合併した。
長らく近鉄の路線として活躍してきたが、
ナローゲージ路線で車両の転用などが出来ないため、
近鉄は廃止を検討、四日市市と協議して、
結論として鉄道施設を四日市市が保有、
近鉄と四日市市の出資の新会社が運営することになった。
そして2014年に四日市あすなろう鉄道が設立、
近鉄の内部線と八王子線を2015年4月1日からを引き継いだ。
追分駅付近を通過する列車を取材する。
そのあと上り線で南日永に戻り駅取材する。
南日永駅は単式1面1線の地上ホームを有する内部線の駅である。
内部線が1922年1月10日には日永から小古曽まで延伸、
この時に当時に開業した。