今朝は、真っ白な濃い靄が視界を遮っていた。
9時過ぎてもまだ靄は残っていて、遠くの山は片鱗さえ窺えず、ただ頭上には太陽を頂いた青い空がひろがり、そう経たないうちに視界が開けることを予告する。
強く照りつける太陽は、気温をぐんぐん上昇させて、身体に日が当たるとジリジリ焼けるようだ。
締め切った部屋の温度は20度を越して、4月下旬を思わせる。
しかしこれは移動性高気圧の気まぐれだ。
一転して夕方あたりには冷たい空気が入り込み、明日にはまた10度以下のもとの寒い日に戻る準備に取り掛かる。
この乱高下は体に堪えるけれどしかたがない。
むくむくと地中から頭をもたげてきた水仙の蕾や、可愛く白い梅の花のほのかに甘い香りを楽しんでやり過ごそう。
そういえば、突然の暑さに驚いたオスのキジが、ツツツツと自動車の走る道路を横切ったけれど、恋のお相手を探すにはフライング気味だったようだ。
人も動物もいささか調子を乱された日である。
9時過ぎてもまだ靄は残っていて、遠くの山は片鱗さえ窺えず、ただ頭上には太陽を頂いた青い空がひろがり、そう経たないうちに視界が開けることを予告する。
強く照りつける太陽は、気温をぐんぐん上昇させて、身体に日が当たるとジリジリ焼けるようだ。
締め切った部屋の温度は20度を越して、4月下旬を思わせる。
しかしこれは移動性高気圧の気まぐれだ。
一転して夕方あたりには冷たい空気が入り込み、明日にはまた10度以下のもとの寒い日に戻る準備に取り掛かる。
この乱高下は体に堪えるけれどしかたがない。
むくむくと地中から頭をもたげてきた水仙の蕾や、可愛く白い梅の花のほのかに甘い香りを楽しんでやり過ごそう。
そういえば、突然の暑さに驚いたオスのキジが、ツツツツと自動車の走る道路を横切ったけれど、恋のお相手を探すにはフライング気味だったようだ。
人も動物もいささか調子を乱された日である。