rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

月明かりの中を歩く

2019-12-15 15:20:54 | 随想たち

The Spiritual Form of Pitt Guiding Behemoth

昨夜、ふたご座流星群の極大期で、いつものごとく深夜の外へと繰り出した。
月明かりがあり、流れ星を見るには好条件ではなかったけれど、雲ひとつなく、冷え込みもゆるく、総合すると良だったのではないだろうか。
途中家人も加わって、一緒に空を眺めている中で、私は月明かりの中を歩くのが好きだと話をした。
すると、家人はまったくその良さを感じたことがないと言い、驚いた声を上げた。
それが私には意外だった。
だから、私は「ブレイクの絵が好きだから、月明かりのシチュエーションに萌えるのだ」と返した。
先日、月に照らされた逆光の雲がかかる空を見て、「ブレイクのような光景だね」とうれしい言葉をかけてくれた家人なのに、人の感覚は、それぞれ大きく異なって、リンクするところはけっこう少ないのだと再認識する。
それを残念と思うか、あったときを特別に喜ぶかは、その時々だったりするけれども、得がたい瞬間をもてたと喜んだほうが、人生は色彩豊かになるのは間違いなさそうだ。
最近、ことにブレイクの絵に強く惹かれるのは、心の問題に多く携わっているからなのかもしれない。


ちなみに、そのとき脳内でなっている音楽は、ポリスの”Walking on the moon"だったり、ショパンのノクターン、ドビュッシーの”月の光”だったりと、ひねりのまったくないベタな音楽だ。



2019年12月14日から15日 ふたご座流星群 追記含み

2019-12-15 14:52:49 | 空・雲・星・太陽たち
冬の楽しみ、ふたご座流星群の時期。
今夜は極大期、でも満月から二日後のため月明かりが煌々として、観測にはちょっと残念だ。
それでも、すっきりと晴れて、風もほとんどなく、けっして悪い条件ではない。
11時半頃からの一時間、外で流れ星を待つ。
月影がくっきりとするほど明るくても、さすがふたご座流星群、かなりの存在感を持って、ツーっと流れる。
一個流れるとのそのあとに数個立て続けに流れ、しばらく間をおいてまた流れ出すの繰り返しで、15個ははっきりと確認できた。
今年の冷え込みはゆるく、一時間外にいてもさほど体が凍えることはなかった。
以前にもここに書いたが、月明かりの中を歩くのはとても心が安らぎ、これも流星群観察をするうえで楽しみの比重が大きい。
それでもやはり夜、私の瞳が猫のように瞳孔が大きく開いているのかと思うと心がくすぐられ、愉快な気分になるのである。
さて、もう一度外へと繰り出し、星の最後の瞬きを心に留めに行こうではないか。

*追記  15日午前1時半から2時を少し過ぎるまで、また流れ星を見る。月も放射点もほぼ天頂になり、全方向へ盛大に星が流れた。そのうち、15個ほど確認できた。
星を眺めながら、ふと、来年もこうしてふたご座流星群に会うことができるのだろうかと、寂しさを覚えた。
それはおそらく、星の最後渾身の輝きに立ち会い、センチメンタルになったのだろうけれども。