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2015年4月10日 カズハゴンドウ
寒風にさらされて衰弱しているイルカたちが、砂浜に点々と横たわっている。
茨城県鉾田市の海岸10kmに渡って160頭あまりのカズハゴンドウが打ち上げられていた。
時折苦しそうに尾びれを動かし、喚き声を上げ、息を荒げる。
気の毒なイルカたちを助けようと、多くの人が集まった。
波打ち際のイルカを数名で押しながら海に戻そうとする人、冷たい風を防ごうと布やシートをかける人、乾きを防ぐため海水をかける人。
波も満ちてきて運良く海に浸かれたイルカも、波に押し戻されただ転がるばかり。
温かな海の深いところを生息域としているカズハゴンドウには、この寒さが相当応えているのだろう。
後のニュースで聞いたところでは、比較的元気な3頭が保護されて鹿島灘の沖合いに放されたが、ほかのイルカは衰弱ししたという。
自然のサイクルの中ではとりたてて悲劇的なことではないのかもしれないが、イルカの大きな群れが一夜にして全滅したことを悲しまずにはいられない。
命は脆く儚いことを、まざまざと見せ付けられた今日であった。
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