「にじいろジーン 地球まるごと見聞録」オーストラリア大陸の東側、海に面した大都市のシドニー。
20世紀の代表的建築物のオペラハウスは、オーストラリアのシンボルともなる、非常に個性的外観を持つ。
重なる白い波頭、はたまた白い帆を揚げて大航海する船舶か、浜辺に散らばる白い貝殻のような特徴的な屋根は、建築工事をてこずらせるものだった。
その苦労の甲斐あって、世界遺産に登録されている建造物では、最も新しい年代のものである。
シドニーは、19世紀のヨーロッパ文化の影響が濃い建物と新しい高層建築物が共存する街として、未来に向かっているのだ。
また、自然に恵まれてもおり、市民の憩いの場ボンダイ・ビーチでは、思い思いのマリンレジャーを楽しみ、タロンガ動物園には、2000種類の動物がいて、なかでも稀少種の”ツリー・カンガルー”が、訪れる人を和ませてくれる。
シドニーから車や電車で2時間のところに、ブルー・マウンテンズ国立公園がある。
ユーカリの木の群生地で、ユーカリの木から揮発するユーカリ・オイルが太陽の光に当たり、辺り一帯が青く染まって見えることから、”ブルー・マウンテン”の名がついた。
ここは、先住民のアボリジニの聖地で、そそり立つ三つの奇岩”スリー・シスターズ”は、父の魔法により岩に変えられた三姉妹の伝説を持つ。
また、パワースポットの場としても有名。
ここよりさらに西へ1時間、ジェノラン鍾乳洞がある。
1838年に発見された、34000万年前の、世界でも最古のうちに入る鍾乳洞だ。
オーストラリア大陸は、太古の地球の面影を残した、貴重な場所といえるだろう。
シドニーは、海に面した街だけあって、海の幸に恵まれている。
市場には、新鮮で種類豊富な魚介類が並び、市民の胃袋と舌を存分に満たす。
カキも、もちろんあり、シドニーのカキは小ぶりで旨味が詰まっているのだとか。
シドニーの1916年創業老舗カフェ「パラゴン・カフェ」では、オーストラリアで最も古くからチョコレートを作っている。
「パラゴン・ワラタ・チョコレート」は、カフェに来たお客の注文を受けて作り出されたものらしい。
ここの「マカダミアナッツ・ブラウニー」は、チョコレートが濃厚な、紅茶によく合うスイーツ。
「ワイン・オデッセイ・オーストラリア」は、オーストラリア産ワインの飲み比べが出来る店。
厳選された50種類以上のワインを、店からカードを借りて、3つの量から自分にあった量を選び飲む。
一杯およそ200円程度で、全ての種類を堪能できる。
店の中には、バーも併設されているので、おつまみになる料理も頼んで、ワインを心行くまで楽しめる趣向だ。
これは、なかなかにいいシステム。
日本にも、このようなところあるのだろうけれど。
ちょっとレトロな趣の、”ストランド・アーケード”は、複合商業ビル。
ここには、シドニーで人気のある店が軒を連ねている。
「ダイナソー・デザインズ」は、インテリア雑貨の店。
”レジン”という強度の強いプラスチックは、ガラスのように見え、軽くて扱いやすい。
この素材を使ったカラフルでデザイン性に富んだ食器などの商品は、今かなりの人気商品という。
生き生きと働く女性をイメージした服を展開するブランドの「リサ・ホー」。
ウェッジ・ソールがトレードのシューズショップ「ゾム・シューズ」は、斬新でおしゃれな靴を並べている。
「イコウ」は、スキン・ケアとバス・グッズの店で、免疫力を高めユーカリを使ったものが一押し。
オーストラリアならではのリラクゼーション、”コド・マッサージ”。
薬草や木の束に火をつけて、その香りでリラックスし、ポプリを散らした湯につかる。
「カラマン」という、アボリジニの儀式で使う、手のひらに収まるような彫のある木片で、マッサージをする。
体に溜まった悪い気を出す効果があるらしい。
イギリス人などが移民し築き上げた国、オーストラリア。
アメリカなどと同様、先住民を追いやってできた国。
文明に遅れた蛮民として省みなかったものが、今では観光などの目玉になっている。
彼らが永きに渡って蓄えた知恵を、我が物のように消費していく移住者たち。
そこに、人間の浅ましさと狡さをみて、鼻白み心が冷え切ってくる。
もっとも、オーストラリアの人だけがそうしているわけでもなくて、どこでも支配したものたち、マジョリティーになったものたちが行うことである。
どこにでも、光があれば闇もある、これは仕方のないことにしても、人の変わらなさに悲しくなるのであった。
20世紀の代表的建築物のオペラハウスは、オーストラリアのシンボルともなる、非常に個性的外観を持つ。
重なる白い波頭、はたまた白い帆を揚げて大航海する船舶か、浜辺に散らばる白い貝殻のような特徴的な屋根は、建築工事をてこずらせるものだった。
その苦労の甲斐あって、世界遺産に登録されている建造物では、最も新しい年代のものである。
シドニーは、19世紀のヨーロッパ文化の影響が濃い建物と新しい高層建築物が共存する街として、未来に向かっているのだ。
また、自然に恵まれてもおり、市民の憩いの場ボンダイ・ビーチでは、思い思いのマリンレジャーを楽しみ、タロンガ動物園には、2000種類の動物がいて、なかでも稀少種の”ツリー・カンガルー”が、訪れる人を和ませてくれる。
シドニーから車や電車で2時間のところに、ブルー・マウンテンズ国立公園がある。
ユーカリの木の群生地で、ユーカリの木から揮発するユーカリ・オイルが太陽の光に当たり、辺り一帯が青く染まって見えることから、”ブルー・マウンテン”の名がついた。
ここは、先住民のアボリジニの聖地で、そそり立つ三つの奇岩”スリー・シスターズ”は、父の魔法により岩に変えられた三姉妹の伝説を持つ。
また、パワースポットの場としても有名。
ここよりさらに西へ1時間、ジェノラン鍾乳洞がある。
1838年に発見された、34000万年前の、世界でも最古のうちに入る鍾乳洞だ。
オーストラリア大陸は、太古の地球の面影を残した、貴重な場所といえるだろう。
シドニーは、海に面した街だけあって、海の幸に恵まれている。
市場には、新鮮で種類豊富な魚介類が並び、市民の胃袋と舌を存分に満たす。
カキも、もちろんあり、シドニーのカキは小ぶりで旨味が詰まっているのだとか。
シドニーの1916年創業老舗カフェ「パラゴン・カフェ」では、オーストラリアで最も古くからチョコレートを作っている。
「パラゴン・ワラタ・チョコレート」は、カフェに来たお客の注文を受けて作り出されたものらしい。
ここの「マカダミアナッツ・ブラウニー」は、チョコレートが濃厚な、紅茶によく合うスイーツ。
「ワイン・オデッセイ・オーストラリア」は、オーストラリア産ワインの飲み比べが出来る店。
厳選された50種類以上のワインを、店からカードを借りて、3つの量から自分にあった量を選び飲む。
一杯およそ200円程度で、全ての種類を堪能できる。
店の中には、バーも併設されているので、おつまみになる料理も頼んで、ワインを心行くまで楽しめる趣向だ。
これは、なかなかにいいシステム。
日本にも、このようなところあるのだろうけれど。
ちょっとレトロな趣の、”ストランド・アーケード”は、複合商業ビル。
ここには、シドニーで人気のある店が軒を連ねている。
「ダイナソー・デザインズ」は、インテリア雑貨の店。
”レジン”という強度の強いプラスチックは、ガラスのように見え、軽くて扱いやすい。
この素材を使ったカラフルでデザイン性に富んだ食器などの商品は、今かなりの人気商品という。
生き生きと働く女性をイメージした服を展開するブランドの「リサ・ホー」。
ウェッジ・ソールがトレードのシューズショップ「ゾム・シューズ」は、斬新でおしゃれな靴を並べている。
「イコウ」は、スキン・ケアとバス・グッズの店で、免疫力を高めユーカリを使ったものが一押し。
オーストラリアならではのリラクゼーション、”コド・マッサージ”。
薬草や木の束に火をつけて、その香りでリラックスし、ポプリを散らした湯につかる。
「カラマン」という、アボリジニの儀式で使う、手のひらに収まるような彫のある木片で、マッサージをする。
体に溜まった悪い気を出す効果があるらしい。
イギリス人などが移民し築き上げた国、オーストラリア。
アメリカなどと同様、先住民を追いやってできた国。
文明に遅れた蛮民として省みなかったものが、今では観光などの目玉になっている。
彼らが永きに渡って蓄えた知恵を、我が物のように消費していく移住者たち。
そこに、人間の浅ましさと狡さをみて、鼻白み心が冷え切ってくる。
もっとも、オーストラリアの人だけがそうしているわけでもなくて、どこでも支配したものたち、マジョリティーになったものたちが行うことである。
どこにでも、光があれば闇もある、これは仕方のないことにしても、人の変わらなさに悲しくなるのであった。
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