rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

麻婆豆腐丼は、子供たちのお気に入り

2011-04-24 22:16:27 | 食べ物たち


献立に困ったとき、なんとなくやる気の起きないときに、便利な麻婆豆腐。
パパッと簡単手早に出来て、しかも喜ばれる、こんないいことはない。

【麻婆豆腐】    4人分
〈材料〉 豆腐       一丁を水切りして、1.5センチ角に切る
      長ネギ      1本を青葉のところまでみじん切りにする
      豚挽き肉     180グラム
      ニンニク     1欠けをみじん切り
      しょうが      ニンニクと同じくらいの量をみじん切り
      豆板醤      好みの量
      テンメンジャン  大さじ2
      片栗粉・紹興酒(日本酒)・コショウ・塩・醤油・ごま油・中華だし

〈作り方〉・ごま油でニンニク・しょうがの香りだしをしてから、豚挽き肉を塩・コショウ・紹興酒(小さじ2)・醤油で下味をつけながら、ぽろぽろのなるように炒める。
      ・そこに豆板醤を好みの量を加えてよく炒め、中華だし(顆粒大さじ3または、練り調味料大さじ2)と水100cc、テンメンジャンを加えて煮立たせる。
      ・豆腐を入れて煮立ったなら、長ネギを加え、ひと煮立ちさせる。
      ・味を調整してから、水溶き片栗粉を入れてとろみをつけ、火を止めてから、香りのごま油を一振りして出来上がり。

はじめから、ご飯にかけて丼物にしてよし、大きな器にもって各自取り分けて食べるもよし。
体を中から温める食材を使っているので、新陳代謝を上げるのにもいい。
春夏秋冬、いつでもいける麻婆豆腐。
もう少し本格的ならば、ドウチを加えると風味が増す。
大人も子供も食べやすく、身近な素材で出来るので、麻婆豆腐の素もいいけれど、自分なりの味付けでいかがでしょうか?       






シザーシスターズ I Don't Feel Like Dancin' 、弾ける音楽

2011-04-24 00:41:20 | 音楽たちーいろいろ
シザーシスターズSCISSOR SISTERS、ニューヨークで結成されたロックバンド。
ボーカルのジェイクをはじめ、メンバーはゲイやバイセクシャルという。
ディスコティックなサウンドに、ビージーズのような高音のボーカルで、きらきら弾ける音楽を作る。
もっとも、そればかりではない。
彼らの名誉の為にも、バラードなども美しく作り上げられる。



気分がすぐれない時には、アップテンポの曲を聴く。
彼らのアルバム「 I Don't Feel Like Dancin' 」は、全般に気分を盛り上げるのにいい。

テイスト的には、レディーガガLady Gagaに通じるものがある。
意図的に外しているところ。
シザーシスターほどでなくとも、ニューヨークのアンダーグラウンドを感じさせる奇抜さと悲哀を含んでいる。

暗さを知っているからこその、吹っ切れて弾ける明るさ、彼らの音楽が秘めているものだ。

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山椒の新芽が芽吹き始めたので、山椒のジェノベーゼ風

2011-04-22 22:25:55 | 食べ物たち


家人が、先日から温めていた山椒を使ったジェノベーゼ風ペーストのパスタ。
まだ、完成とはいえないにしても、山椒の風味ほんのりと落花生の香ばしさも加わって、美味しく食べた。
レシピなどといえない段階なので、詳しくは記さない。
家にある素材で作ったにしては、上出来だと思うけれど。

山椒の若葉・煎った落花生・パセリ・オリーブオイル・パルメザンチーズ(粉チーズ)・塩・ミクスドペッパーを、ジェノベーゼの手順で作っていく。
本来は、ニンニクが入るけれど、今回は見合わせた。

いろいろイメージを膨らませて料理を作っていくのは、とても面白い。
頭と味覚の想像力を総動員して、いかにしてイメージに近づけていくか、絵を描く作業とかわらない。
一つ違うことは、結果がすぐさま確かめられて、その成否が分かるところだ。
もし、美味しいものが出来たなら、気軽に人と共有できる点もある。
そして、出来上がった作品は、15分とたたないうちに消費されて、良くも悪くも残らない。
料理をすることは、身近な創作活動になる。
だから、絵が思わしく行かないときには、料理をしてストレス解消を図ったりしている、家人共々。

この山椒ジェノベーゼ風、完成度上げるときは来るのかな?

先駆けて、新世界への扉を開けるのか?

2011-04-22 00:30:17 | 随想たち
今、ゆっさゆさと長い横揺れが続いた。
M6.0千葉県東方沖の震源。

もとより、日本の経済と社会構造は、バブル経済がもたらしたDNAレベルの深刻な影響を受け、根本から変質したその歪と膿が、このたびの天災により一気に崩壊へと進んでいる、今まさにその真っ只中にいるのではないか。

物凄い勢いでトーキョーというテーブルにジェンカを瞬く間に積み上げて、勢いづいたそのままに、よそのテーブルにもジェンカを積み上げようとした。
そこで、トーキョーのジェンカを適当に引き抜いて積み上げてみたものの、トーキョーのジェンカは間を抜かれぐらぐら不安定になって、半分近く倒壊してしまった。
その後、あちこち直しながら積み上げ始めたが、崩れた時の影響で、ジェンカは微妙にずれながらねじれた形を作っていった。
途中、積み手も代われば、ジェンカの大きさも変わる。
積むはずが、引き抜いてしまうこともあった。
今では、テーブルを置いてある床そのものが大きく傾き、ジェンカはまさに崩れ落ちる瞬間にあるのだ。

では、どうしたらいいのだろう。
旧態依然の手法では、修復不可能な現状を修復できはしないだろう。
思い切って消費税を20パーセントに上げ、健康保険税も上げ、国民総動員勤労奨励で所得税徴収、様々な控除撤廃などの改革。
かたや、ODAの国際協力を惜しまず推進し、法人税減税、TPPの無条件参入、外国人移民奨励などボーダーレスの開国を推し進める。
本当にこれでいいのだろうか?

たしかに、国家予算の半分以上借金とは、異常すぎる。
更に、今回の甚大な災害で、多方面に永きに亘っての多大な支出の見込みが予想されることで、財源確保は急務。
社員が自社の株券を購入していると同様の体では、換金するなどできようもなく、あまりの多さに換金しようとすれば、会社の株が紙切れになって、未曾有の大恐慌を招く結果がみえるので、それも出来ずじまい。給料天引き状態で、更に買い続けていくしかない。
安易にリセットできるポジションでもないから、自浄努力を選ばざるを得ないのだろう。

しかし、よくよく考えて対策を練らないと、取り返しのつかない最悪の事態が、すぐそこにあるようで、大変不安を感じる。
それとも、国家滅亡を迎えないと、新世界への扉は開かれないのだろうか?

人が捉えられる範囲は、限りがあると思う。
体の細胞は、たとえば、爪を形作っている細胞は、心臓を知り意識して統治できるだろうか?
生命体として繋がってはいても、爪は心臓には成れないし、その逆もありえない。
個々の役割を果たしていくだけだ。
それによって、互いを補完し合い、一個の生命体を形作る。
細胞は、部分は、臓器は、各々健全でなくてはならないのだ。

地球における人間社会は、人体と同じではないか?
個々の国・文化・経済があってこそ、健全な人間社会が存在する。
大きすぎる単位は、機能不全になって壊死するだろう。
理想論だが、大国はその規模を縮小分解させて、単位を小さくし、個々が自立した文化・経済の目指して国家を作る。
国は、互いを尊重し合い、節度を持って、互いに足りないところを補完しあえる世界を目指せれば、人類はもう少し地球に繁栄していられそうではないだろうか。

いまさら、遅すぎるかもしれない。
でも、国が滅びない為にも、性根を入れて土台を固め、平らにならしたテーブルにジェンカを一から積み上げる作業をしなくてはいけない、最後のチャンスかもしれないのだ。

要石詣で

2011-04-20 23:00:13 | 旅先から
今日は、家人と鹿島神宮へ出かけた。
肌寒く、綿菓子のような雲が団体で、空を占拠している。
雲の隙間からは、ライトブルーの空を覗かせ、太陽の光をきらめかせていた。

3月11日の東日本大地震で、大鳥居が倒壊してしまい、鳥居の支柱跡には、盛土がしてあった。
大鳥居から楼門までの参道の両脇にある石灯籠は、やはり地震の影響を受けたのだろう、大型クレーン車が作業をするために配備してあった。

手水舎でお清めをしてから楼門をくぐり、本殿へ進む。
本殿を過ぎ、奥宮本殿へ行く参道に一歩足を踏み入れると、すうっと冷りとした空気が変わるのを肌で感じる。
これは、どの寺社を訪れても感じることだ。
きっと誰しも、そんな経験に思い当たるだろう。
人の一生の何倍も生きてきた杉や檜・楠木の古木が、参道の両側にすっくと立ち、超然とした佇まいから発する霊気がなせる業かもしれない。

奥宮本殿の脇の道を奥に向かって歩いていく。
そこから450メートルいくと、要石が祭られている場所にたどり着た。
真新しい鳥居と囲いが、要石を守っている。
何年か前に訪れたときには、なかったものだ。
昨年の11月に、奉納されたとある。
要石は、地中で大なまずが暴れ地震を起こすといわれているの頭と尾を押さえる杭の役を担っているという伝承がある。
地上に見える部分は、ほんの一部分にしか過ぎず、その全容はわからないらしい。
ちなみに、千葉県香取市にある香取神宮は、鹿島神宮と共に日本最古の神宮の3つのうちの2つであり、香取神宮にも要石がある。
これらの二つの要石が共に、鹿島神宮が大なまずの頭を、香取神宮が尾を押さえているとされている。
そして、家人と二人、大なまずの鎮静を祈願して、要石に参拝した。

この鹿島神宮、神宮境内に何本か道が走っている。
人がやっと通れるほどの細い道、その道の先には、何かが祀ってあるらしい。
要石の手前に、杉の根元に食い込むように石があり、側の小木に、絵馬がかけられていた。
内容からすると、結婚祈願とその成就報告に関した、霊石、霊木なのだろう。
古からの霊気が立ち込める神聖な場所として、人々の思いを受け入れてきた歴史を感じることができた。

きっと、要石は、このたびの震災以降、参拝客が多くなって、ただならぬ人々の祈願懇願に、古来よりの力を強く発揮しなくてはいけないと、身構えている様子を想像する。
香取の要石と共に、思いを通わせながら。