rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

山椒の新芽が芽吹き始めたので、山椒のジェノベーゼ風

2011-04-22 22:25:55 | 食べ物たち


家人が、先日から温めていた山椒を使ったジェノベーゼ風ペーストのパスタ。
まだ、完成とはいえないにしても、山椒の風味ほんのりと落花生の香ばしさも加わって、美味しく食べた。
レシピなどといえない段階なので、詳しくは記さない。
家にある素材で作ったにしては、上出来だと思うけれど。

山椒の若葉・煎った落花生・パセリ・オリーブオイル・パルメザンチーズ(粉チーズ)・塩・ミクスドペッパーを、ジェノベーゼの手順で作っていく。
本来は、ニンニクが入るけれど、今回は見合わせた。

いろいろイメージを膨らませて料理を作っていくのは、とても面白い。
頭と味覚の想像力を総動員して、いかにしてイメージに近づけていくか、絵を描く作業とかわらない。
一つ違うことは、結果がすぐさま確かめられて、その成否が分かるところだ。
もし、美味しいものが出来たなら、気軽に人と共有できる点もある。
そして、出来上がった作品は、15分とたたないうちに消費されて、良くも悪くも残らない。
料理をすることは、身近な創作活動になる。
だから、絵が思わしく行かないときには、料理をしてストレス解消を図ったりしている、家人共々。

この山椒ジェノベーゼ風、完成度上げるときは来るのかな?

先駆けて、新世界への扉を開けるのか?

2011-04-22 00:30:17 | 随想たち
今、ゆっさゆさと長い横揺れが続いた。
M6.0千葉県東方沖の震源。

もとより、日本の経済と社会構造は、バブル経済がもたらしたDNAレベルの深刻な影響を受け、根本から変質したその歪と膿が、このたびの天災により一気に崩壊へと進んでいる、今まさにその真っ只中にいるのではないか。

物凄い勢いでトーキョーというテーブルにジェンカを瞬く間に積み上げて、勢いづいたそのままに、よそのテーブルにもジェンカを積み上げようとした。
そこで、トーキョーのジェンカを適当に引き抜いて積み上げてみたものの、トーキョーのジェンカは間を抜かれぐらぐら不安定になって、半分近く倒壊してしまった。
その後、あちこち直しながら積み上げ始めたが、崩れた時の影響で、ジェンカは微妙にずれながらねじれた形を作っていった。
途中、積み手も代われば、ジェンカの大きさも変わる。
積むはずが、引き抜いてしまうこともあった。
今では、テーブルを置いてある床そのものが大きく傾き、ジェンカはまさに崩れ落ちる瞬間にあるのだ。

では、どうしたらいいのだろう。
旧態依然の手法では、修復不可能な現状を修復できはしないだろう。
思い切って消費税を20パーセントに上げ、健康保険税も上げ、国民総動員勤労奨励で所得税徴収、様々な控除撤廃などの改革。
かたや、ODAの国際協力を惜しまず推進し、法人税減税、TPPの無条件参入、外国人移民奨励などボーダーレスの開国を推し進める。
本当にこれでいいのだろうか?

たしかに、国家予算の半分以上借金とは、異常すぎる。
更に、今回の甚大な災害で、多方面に永きに亘っての多大な支出の見込みが予想されることで、財源確保は急務。
社員が自社の株券を購入していると同様の体では、換金するなどできようもなく、あまりの多さに換金しようとすれば、会社の株が紙切れになって、未曾有の大恐慌を招く結果がみえるので、それも出来ずじまい。給料天引き状態で、更に買い続けていくしかない。
安易にリセットできるポジションでもないから、自浄努力を選ばざるを得ないのだろう。

しかし、よくよく考えて対策を練らないと、取り返しのつかない最悪の事態が、すぐそこにあるようで、大変不安を感じる。
それとも、国家滅亡を迎えないと、新世界への扉は開かれないのだろうか?

人が捉えられる範囲は、限りがあると思う。
体の細胞は、たとえば、爪を形作っている細胞は、心臓を知り意識して統治できるだろうか?
生命体として繋がってはいても、爪は心臓には成れないし、その逆もありえない。
個々の役割を果たしていくだけだ。
それによって、互いを補完し合い、一個の生命体を形作る。
細胞は、部分は、臓器は、各々健全でなくてはならないのだ。

地球における人間社会は、人体と同じではないか?
個々の国・文化・経済があってこそ、健全な人間社会が存在する。
大きすぎる単位は、機能不全になって壊死するだろう。
理想論だが、大国はその規模を縮小分解させて、単位を小さくし、個々が自立した文化・経済の目指して国家を作る。
国は、互いを尊重し合い、節度を持って、互いに足りないところを補完しあえる世界を目指せれば、人類はもう少し地球に繁栄していられそうではないだろうか。

いまさら、遅すぎるかもしれない。
でも、国が滅びない為にも、性根を入れて土台を固め、平らにならしたテーブルにジェンカを一から積み上げる作業をしなくてはいけない、最後のチャンスかもしれないのだ。