とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

排卵障害について考えましょう(その6)

2006年09月05日 | Weblog
本日は、『排卵障害』の”その6”です。

”黄体化未破裂卵胞”について考えてみたいと存じます。

成熟した卵胞が破裂して、小さな小さな卵が飛び出す事を”排卵”といいます。
その小さな小さな卵をしっかりとキャッチするのが卵管采です。
無事に卵管采にキャッチされた小さな小さな卵は、卵管膨大部にとどまります・・・その小さな小さな卵の生命時間は約24時間・・・。
ですから、その小さな小さな卵が待機している卵管膨大部まで、根気よく精子が泳ぎこんでいかないと、受精にはいたりません。
卵管膨大部にて無事に受精した卵は、細胞分裂をしながら卵管をコロコロと転がって子宮にたどり着きます。
卵管はぜん動運動をしながら受精卵を子宮まで運んであげるのです。

話は、黄体化未破裂卵胞に戻りますが、卵胞が破裂しないために卵が飛び出せない状況を黄体化未破裂卵胞といいます。
卵胞は成熟するけれど、実際には排卵が起きていないというわけです。

ですので、「排卵後にもう一度いらして下さい。」といって超音波検査をおこなうのは、このような状況を見るためです。
黄体化未破裂卵胞は、毎月起こるとは限りません。
正常な排卵と交互になるような方もいますので、そのような方は、タイミング指導や人工授精をおこなっていきます。

本日の貼付写真は、当院が入っている「駒原ビル」の5階から、東急東横線・都立大学駅を見たものです。
道路の上を横切っているのはホームです。
都立大学駅前はにぎやかで明るい場所だと思います。

今日の都内は、とても暑い一日となりました。
残暑が戻ってきたなぁと、嬉しく感じました。
まだ店頭に並んでいるスイカを、たっぷりと味わいましょうね。
ーby事務長ー

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする