7月のラボ便り
皆様こんにちは。
7月に入り、日差しが一層強くなり、
夏を感じる毎日ですね。
今回のラボ便りは、
「どのように受精卵(胚)を育てているか」
ということについてお話致します。
胚は培養液の中で育ちます。
培養液は上記の写真のようにディッシュ(シャーレ)の中に作られます。
ディッシュの中にある10個の水滴のようなものが培養液です。
一つ一つの水滴の量は30μl(0.03ml)で、
直径は約5mmです。
私たちの視点からみるととても少量ですが、胚の大きさは直径約0.12mmですので、
胚にとっては大量の培養液に囲まれていることになります。
一つの培養液につき一つの胚を入れて育てます。
培養液の中には、胚が成長するために必要な様々な栄養素が含まれています。
“受精後3日目まで”と“受精後3日~5日目”では
胚が必要とする栄養が異なります。
そのため、胚の成長時期に合わせて2種類の培養液を使い分けます。
胚は転がるような目に見える動きこそありませんが、
代謝(培養液中の栄養素を吸収し利用)や呼吸(培養液中の酸素を利用)をしており、
生命活動を行っています。
暑い日が続きますが、
熱中症などにならないよう水分をしっかり摂り、
今年の夏を乗り切りましょう。
とくおかLCラボスタッフより
とくおかレディースクリニック
皆様こんにちは。
7月に入り、日差しが一層強くなり、
夏を感じる毎日ですね。
今回のラボ便りは、
「どのように受精卵(胚)を育てているか」
ということについてお話致します。
胚は培養液の中で育ちます。
培養液は上記の写真のようにディッシュ(シャーレ)の中に作られます。
ディッシュの中にある10個の水滴のようなものが培養液です。
一つ一つの水滴の量は30μl(0.03ml)で、
直径は約5mmです。
私たちの視点からみるととても少量ですが、胚の大きさは直径約0.12mmですので、
胚にとっては大量の培養液に囲まれていることになります。
一つの培養液につき一つの胚を入れて育てます。
培養液の中には、胚が成長するために必要な様々な栄養素が含まれています。
“受精後3日目まで”と“受精後3日~5日目”では
胚が必要とする栄養が異なります。
そのため、胚の成長時期に合わせて2種類の培養液を使い分けます。
胚は転がるような目に見える動きこそありませんが、
代謝(培養液中の栄養素を吸収し利用)や呼吸(培養液中の酸素を利用)をしており、
生命活動を行っています。
暑い日が続きますが、
熱中症などにならないよう水分をしっかり摂り、
今年の夏を乗り切りましょう。
とくおかLCラボスタッフより
とくおかレディースクリニック