つれづれ日記

心と目の記録

1834年頃のリトグラフ

2008-02-21 22:57:59 | Weblog

マーキングのあるピレニーズの絵は、1834年ごろのリトグラフで、ピレネー山脈の山の上の情景ですが、意味はよく分かりません。
狼や熊から羊と羊飼いを護衛する使役犬として、有能な犬で、絵の中に羊がいます。こんな険しい山で羊が飼われていたのでしょうか。


絵のルーツを知りたい

2008-02-13 00:21:34 | Weblog

ピレネーの山でのピレニーズ(ピレ二アン マウンテンドッグ)

この絵が書かれて年代と作者を知りたいと思いつつ35年余の時が流れました。

この絵が載っていた本は、1968年にパリのロベール-・ラフォン社から刊行され、1970年にニューヨークの出版社から英訳本が出版されました。著者はフランス人のフェルナンド・メリです。
題名は「犬」で、紀元前からの犬の絵や彫刻などの写真が沢山あり、犬達の歴史など興味ある内容が盛りだくさんです。私がピレニーズを飼ったのが1970年で、この絵が載っていたので喜んで入手した本です。
しかしフランス人やアメリカ人に聞いても誰も解らないといわれました。
今頃になってどうしても知りたくなって、何とか方法がないかと考えています。


狼の狩猟の絵

2008-02-04 00:16:09 | Weblog

 狼の狩猟    タピストリー (ルーブル所蔵)
ルイ14世がピレニーズを宮廷犬に任命した話は有名ですが、この絵はルイ15世の宮廷画家に任命され、王室の猟犬を描いた、ジャン・パテスト・オードリー(1686~1755)が描き、タピストリーになった名画です。
左右の2頭のピレニーズの勇敢な姿が実によく描かれています。
紀元前からのカラフルな長い歴史をもつピレニーズ、他の犬の血が全く入っていない純粋な犬種です。
ニューファンドランドや、セントバーナード、そして、ドゴ・アルゼンテェーノに血を分けて居る事を改めて考え、納得、感動です。

犬種誕生の歴史

2008-02-03 00:22:40 | Weblog

 
写真は、ドゴ・アルゼンティーノ  「クアトレロ」
 

1月30日NHK教育テレビで「地球ドラマチック 犬ってすごい!」と題して、犬種の誕生の歴史を含め、科学的な
観点から迫る番組が放映されました。
製作はアメリカで原題は「The Science Of Dogs 」です。
犬は人間によって人間の為に作られてきた動物で、その80%は130年前までは存在しなかったというのです。
サイズ、体型、気性と遺伝的特徴を考慮して、数世代のブリードで作られる話は興味深く、勉強になりました。    写真の「ドゴ・アルゼンティーノ」は、原産国はアルゼンチン。用途は大型獣猟犬です。
猪、ピューマなどの狩猟に優れているそうですが、この犬種が出来上がるまでに、何種類もの犬の血が掛け合わされそれらの犬種の写真がでました。
そこにピレニーズが現われ、ピレニーズの白い色が使われたというのです。
ピレニーズは勇敢な犬で、熊や狼と戦い有能な護衛犬でした。(フランスでは1990年代からピレネーに熊や狼が導入されたので、働いているピレニーズがいますが)
ピレニーズは1300年代から公文書に記述されている歴史の古い犬で、他の犬種の血は全くはいっていない犬種ですから、この番組は色いろと考えさせられ勉強になりました。

写真は誠文堂新光社発行「愛犬の友」2006年12月号の、
「ドゴ・アルゼンティーノ」の若島孔文氏の記事からお借りしました。