私が置いたカメラバッグにあごをのせてくつろぐラスク君
T 様ご夫妻のシフォンちゃんとラスク君は歯科医院の中で
セラピードッグとして治療室の中にいます。
治療を嫌がる子供が泣き出すと、犬がそっとよっていきなだめると
子供はおとなしくなり犬の頭を撫でて落ち着くのです。
2頭のピレニーズ達は、決して治療の邪魔はせず
必要な時にだけ子供に寄り添いあとは控えているのですから自分の立場をよく分かっています。
シフォンちゃんは2歳くらいからセラピードッグをしていて活躍ぶりが
アメリカの本に載っています。
最初にお飼いになったマフィン君が亡くなって悲しみに暮れて居たとき
アメリカのピレニーズの有名犬舎インペリアルのHPに、子犬の写真を見つけました。
マフィン君の命日5月27日生まれとわかり、マフィンの生まれ変わりと信じて
ご夫妻は子犬を予約し、生後3ヶ月になったとき、ニューヨークの犬舎にご夫妻で迎えに行かれたのです。
ドッグショーに出してCHのタイトルを取得しました。
Tさまのお宅の壁には沢山のピレニーズの絵が飾られています。
もう何年も前に私が描いた「バラの花とシフォンちゃん」の油絵と「帽子をかぶったマフィン君」の絵も飾ってくださっていました。
マフィン君は歌を唄うピレニーズでイギリスの雑誌で紹介されました。
珍しく、衣装を着せても嫌がらないピレニーズで、紋つき袴の姿で八幡様の前で写した写真があります。
お誕生日に招かれたときにはタキシード姿で驚いたことがあります。
普通は帽子やめがねなど嫌がってとってしまいますのに。素直な優しいピレでした。
3年前にシフォンちゃんの
ドッグフードを買いに行ったホームセンターに、生後2ヶ月くらいの痩せこけたピレニーズの子犬が売られていました。
ピレニーズの子犬はホームセンターで売るような犬ではない、今後絶対にピレニーズの子犬を売るな。
と言う怒りの言葉を発したご主人は、その代わりこの子を買うから。と言って貧相な子犬を買われたのです。
ラスクと名付け
まともな子犬に育つよう毎日食事などの工夫をし、ようやく体が普通になったと思ったら
喉の下のあたりに腫瘍を見つけ、名医がいる横浜の獣医院で手術。手術は成功、無事に回復したのです。
今の姿から想像も出来ません。
シフォンちゃんの優しい弟として幸せな毎日を送っているのです。
今日50枚近い当日の写真がTさまからメールで届きました。
その中のシフォンちゃんの写真です。
Tさま夢のような楽しい1日を本当に有り難うございました。