船橋洋らん展を見て、昨年とは違った感動を受けました。
神秘的な美しい風情と色合いに魅せられながら、頭の中ではランを育て出品した方々の情熱と努力など、考えてしまいました。
昔バラ展に出していた時、展覧会の一日目の審査の時間に、花の状態が最高になるように祈っても、自然の生物は合わせてはくれず苦労したのを思い出しました。
会場のランの花も、時期が少し過ぎてしまったのや、間に合わない様子の花など見られました。世界の熱帯地方からもたらされたランが、園芸種に改良されたといっても、温度湿度など1日たりとも気を許せないでしょう。
大きなカトレア類も小さなオンシジュウムの花も皆素晴らしく、うっとりと眺めました。
2回目に行った時には、全体に生気が失せていたように感じ、環境が変わって1週間我慢してデパートの会場で暮らすランを可哀そうに思いました。
今回一番魅せられたのは、マスデバリアという品種の珍しいお花でした。
2000年の世界ラン展で最優秀賞を受賞し脚光を浴びたマスデバリアは、中南米の高地に産する着生ランで風変わりな花を咲かせます。
色はあか、ピンク、オレンジ、黄色、白、紫などあり、秋から冬が最盛期だそうです。
会場には白い花も出ていました。
昨年12月開催された、FCI東京インターナショナルドッグショーには、全犬種で1523頭出陳され、グレートピレニーズの雄のAM.CHタイクーンがベストインショーを獲得しました。
118犬種で10グループに分けられ、ピレニーズはワーキンググループです。
ワーキンググループには、グレートデン、ボクサー、ドーベルマン、セントバーナードなど素晴らしい犬たちが20犬種います。その中で1席をとるのは至難なことですが、グループジャッジのフゥンランドのハリー・タストにより、選出されました。
10グループの1席が競い合い、BISが決まるのです。
BISジャッジは、オランダからのハンス・ファンデンバーグで、ピレニーズのタイクーンがBISを獲得したのですから、ピレニーズファンにとってこんな嬉しいことはありません。
友人の雌のBOBのオーターキーはグループ戦では選ませんでしたが、雌のCHクラスでBOBを獲れただけで大喜びです。アメリカ系のピレニーズの中に、たった1頭の英国系のピレですから。
写真は雌のCHクラスが並んでいる場面で、オーターキーは左から3番目の犬です。