7月の16日に満93歳の誕生日を迎えました。
長い人世を振り返り、子供の頃からの記録した物を出してみました。
きちんとした日記帳は、13歳の4月、女学校に入学した時から
学校に提出する日記帳で、先生の印や感想が書かれています。
小学六年生の12月に大東亜戦争がはじまり、
女学校3年生の7月からは,昭和飛行機工場に勤労動員され
15歳の少女たちはハンマーを振り上げて
飛行機の部品をを作る作業をしました。
工場で出される昼食はおかゆの中にタニシのような
得体のしれないものが入っていたなど
細かく書かれています。
私が疎開した後、戦局が激しくなり、同級生の一部は寮に入り
徹夜で働いたそうです。。
生徒たちの記録の小冊子が1974年に出版されました。
純真な少女たちが日本の勝利を信じて、
飛行機の部品造りを徹夜で作業をし
眠くなるので、ヒロポンを飲んだことが書いてあり、
久しぶりに当時の現実を複雑な思いで読みました。