1981年から1年間放映されたNHKのアニメーション映画は、日本だけでなく、世界の何カ国でも人気を得た傑作です。
カナダのビデオテープ、フランスのビデオテープを持っていますが、ポルトガルでも大変な人気があり、グッズが売り出されていたそうで、ポルトガルのジョリーの小さな置物を頂きました。
このアニメの制作会社M・Kの社長K氏とアリ君の飼い主S氏は友人で、1979年ころから制作が始まり、私は資料などの提供をし、我が家にも何度かプロデューサーが見えて、出来る限りの協力をさせて頂きました。
30分の間に2回ほどイメージ画像として、生きたピレニーズが映し出され、知らない人は外国の光景だと思ったそうです。
緑の草が茂る広い野原をピレニーズの子犬たちが走る光景ですが、79年の2月に生まれた2か月足らずの子犬を、江戸川で緑の草の茂る河川敷に放して思いっきり走らせたのです。
飼い主は子犬が遠くに行ってしまってはとはらはら見守ったのですが、画面としては生き生きと美しい画像が出来上がりました。
イメージフイルムに子犬が産まれるシーンを撮りたいといわれて、友人が交配しましたが、できませんでした。
1983年7月2日に、アリ君はフィラリアのために6歳の若さで天に旅立ちました。
アリ君がムツゴローさんのアインちゃんとの交配で、鎌倉に早朝行きましたが、子犬はできませんでした。
アインちゃんは、畑さんの初めてのピレニーズで、何度もテレビに登場しましたが、1988年3月15日に子宮の病気で天に召され、奥様から計り知れない深い悲しみのお手紙を頂きました。
みんな懐かしい思い出ばかりです。