日本にピレニーズが入った1960年から1980年までの日本のピレニーズは、全身まっ白い犬ばかりでした。
81年にアメリカから10年ぶりに輸入された種牡のミッキーは耳だけでなく胴にも薄茶色のマーキングが入っているので、ショーに出ても奇異の目で見られました。
その後アメリカから入ったAM.CHのベルべデーレは耳に濃いマーキングが入っていて濃い色素を持っていて色素の改良に役立ちました。
しかし当時一般の感覚は、ピレニーズは白い大きな犬でした。
1986年にイギリスのクラブ50周年記念の大会を観戦に行って、7割以上はマーキングのついたピレニーズで本当に驚いたものでした。
特に頭部の真っ黒い犬を見た時は、ショックを受け私はカメラに収めました。
この写真が愛犬ジャーナルの表紙に採用されたのです。
表紙を見た人はピレニーズだとすぐには分からなかったでしょう。
80年までの日本の犬は白と白を掛け合わせていましたから、鼻の真黒な犬は少なく、生後2年を過ぎると色素が薄れてしまいました。
現在は日本でも半分は耳にマーキングが入って色素の薄いいには少なくなりました。
2005年クラフツ展でBOBに輝いた”Souryse”(呼び名)
写真をクリックして大きくして見ると牧場の雰囲気が分かります。
オーナーはオランダのAns and Heino Van den Berg .で
フランスから輸入した雌犬です。(2000年7月生まれ)
フランス、ベルギー、ドイツ、スイス、オーストラリア、インターナショナルのCHを獲っている名犬です。
2000年にオーストラリアでピレニーズの第2回世界大会が開催された時にハンスとヘイノご夫妻にお会いして、以来クリスマスカードの交換をしていますが、おおらかで非常に熱心なピレニーズ愛好家です。
アメリカのアニュアル2006年に彼女が寄稿した記事にこの写真がありましたので複写しました。。
牧場の大きな動物はなんでしょう。
羊のいる牧場にSouryseが座っている写真がありました。