「話す能力」と「聴く能力」！

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【贈る言葉】

コミュニケーション能力を話す能力だと思っている限り、相手との間には一体感を持つことはできないでしょう。

　　　　　　　　　　～伊藤　守～

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【本文】

■「話す能力」と「聴く能力」！■

話すことにかけては誰にも負けないという人がよくいる。

しかし、周囲の人や顧客から煙たがられている場合が多い。

コミュニケーションの第一段階は、「相手の話に耳を傾け、よく聴いて理解する」ことだ。

私はこのことを「傾解力」と名づけて推奨している。

相手の話をよく理解すれば、相手のニーズや困っていることなども正しくサーベイできる。

そこから解決策を提案するステージに移っていけばいい。

多くの場合、この順番が逆になる。

相手は不快感のサインを送ってもマイペースで喋り捲る。

これでは相手との正しいコミュニケーションにはならない。

相手に話させ、じっくり聴き、主導権はあとでゆっくり取ればいい。

　　　　　　　　＝　コンピテンシー宣教師　＝


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【贈る言葉】

私は、戦略というのは、何をするかを決めるのではなく、何をしないか、何に特化するかを決めることだと思っています。

　　　　　　　　　　　～生駒俊明～

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【本文】

◆「選択と集中」か「選択と拡大」か！◆

「選択と集中」はこれまでだいぶ使われたキーワードだ。

特に不況のときや業績が下降線のときは大切な考えだ。

しかし、いつもいつも「選択と集中」だけでなく、「選択と拡大」も念頭に置く必要がある。

何をしないかを決めたなら、決めた以外のものはやってもいい候補ということだ。

景気が好転しそうになったら、「第二創業」も大事な選択肢になる。

つまり、新しい事業の柱を生み出す戦略も大切だからだ。

「選択と集中」に固執して倒産した老舗企業は数え切れないほどある。

レコード針りの「ながおか」、ミシンの「リッカー」には第二創業というのがなかった。

レコードはＣＤに取って代わり、ミシンは嫁入り道具から消えていった。

戦略は「選択と集中⇒選択と拡大⇒第二創業」の流れを念頭においておく必要がある。

　　　　　　　　＝　コンピテンシー宣教師　＝


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