あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

四国遍路道からの海(6)

2007-07-02 22:32:31 | 四国遍路あれこれ


 2006年11月30日(木)、国道321号で土佐清水市街を
抜け、あしずり湾を回って、落窪海岸へと進みます。

 このあたりは、化石連痕(かせきれんこん)と呼ばれる、細い
ひだのある岩がたくさん露出していました。


 昭和21年(1946)の南海地震により隆起したものです。 


 国道はいったん暖帯林の山間に回り、三崎で海岸に戻りました。
 
 すぐ先の竜串(たつくし)は、足摺宇和海国定公園の景勝地の
ひとつです。


 竜串海岸近くには、この景勝地に来る観光客のための旅館や
民宿が数軒見られました。


 竜串の西南端にある爪白キャンプ場付近から振り返ると変わっ
た構造物の足摺海洋館が見えていました。

 この建物の下部に設けられた展望用ガラスから、海中で泳ぐ
魚などが見られるようになっているようです。

 化石連痕ではありませんが、この周辺も岩礁がたくさん見られ
ました。


 国道は、右側の岬を貫く下川口トンネルで抜け、下川口の小さ
い漁港を回ります。


 下川口から1kmくらい進んで振り返る、先ほどの岬。

 逆光で陰になったひとつ前の写真は、この岬の向こう側
から撮ったものです。

 さらに4kmほど進み、小さい港町、大津に近づいたあた
りです。

 この日は、大津の民宿叶崎(かなえさき)に泊まりました。

 師走に入った12月1日(土)、民宿叶崎を7時に出発します。

 近くの大津大橋に出たら、ちょうど太陽が上がって間もない
ところでした。


 国道321号から振り返る岬と岩礁。


 土佐清水市の西南端にある岬、叶崎には灯台が立っています。

 灯台のそばにある展望台からの、紺碧の海と岩礁の展望は
なかなかのもの。叶崎を詠んだ野口雨情の歌碑も立っていま
した。


 少し進むと見下ろす展望も変わり、この先も楽しみです。


 この先2km足らずで、番外霊場月山神社のある大月町に
入ります。                       (続く)
コメント
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